伝説の“影”、いま再びニンテンドーDSに見参─――!
こんにちわ、レトロゲームレイダース/ジョーンズ博士です。
私にとってニンテンドーDSは、研究対象として実にいいフィールドを持っているといえるハード。それは、古今東西の数多くのレトロゲームの傑作・続編が集まっているからに他なりません。ところが、レトロゲーマーの同志の多くが、そういった作品を知らずにDSを引き出しの奥にしまっていることも多いとか。そんなわけで、今回は私が個人的に注目しているDSソフトを紹介していきたいと思う。
そんなわけで、今回紹介する作品はタイトーの傑作忍者アクションゲーム『影の伝説』の正統続編である、『影の伝説2』だ。ご存知の通り、『影の伝説』は縦画面筐体の専用アクションとして、「駆ける」「飛ぶ」「斬る」を重視したゲームシステムが“売り”。本作は、DSのデュアルスクリーンでFCの移植版では味わえなかった爽快感の実現を追いかけている。
プレイキャラクターが、男忍者の“影”だけでなく、クノイチの“千尋”が加わったり、ボスキャラとの会話シーンが入ったり、派手な演出と強力な攻撃を発現する忍術など、今風というよりも「俺たちの大好きなレトロゲームの正統進化」的な追加要素にも着目したい。
肝心のゲームのほうは「こんな面白いゲーム、やめられないぜ!」という『魂斗羅 Dual Spirits』のような魅力はない。しかし、アクションゲームとしての基礎はきっちりと作られており、安心して遊べるクオリティは担保されている。個人的に、FCで事実上の続編といわれた傑作『不動明王伝』以上のモノを求めてはいたのだが、それは高望みというものだろう。
そもそも前作の『影の伝説』自体がけっこう大雑把なゲームなので、その精神を受け継いだと考えれば、まさに正統続編といえるのかもしれない、たぶん。
影之伝説 -THE LEGEND OF KAGE 2-
販売元:タイトー
(2008-03-13)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
影の伝説
販売元:タイトー
(1986-04-18)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る