【名作発掘】 『虫姫さまふたり』─―その者ヒラヒラの服をまといてキンイロの背に降り立つべし。

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むしひめさまふたり

そこは、巨大な虫たちに支配されたもうひとつの地球。

こんにちわ、レトロゲームレイダース/ジョーンズ博士だ。

今回、発掘したゲームはレトロゲームというには新しいのだが、「発売1週間がすぎたゲームはすべてレトロゲーム」という私の信条のもと発表しよう。パンツはいていないレコ姫の姿が印象的な『虫姫さま』の続編、『虫姫さまふたり』である。特徴的なのはその世界観。植物と虫に支配された『風の谷のナウシカ』のような世界で、迫り来る敵の雨のような攻撃をかわし、撃って撃って撃ちまくる≪弾幕系シューティング≫である。


 それは、巨大な虫たちが支配するここではない世界のお話
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こことは別の時間軸に存在する「地球」。

大地のほとんどは広大な森が根づき、甲殻を身につけた巨大な虫≪甲獣≫が支配する世界。ここではニンゲンは矮小な存在として、各地に小さな集落を築き、身を潜めるようにして細々と暮らすしかなかった。

ホシフリの里の王女であるレコは、青い石のネックレスの力により、唯一甲獣たちと心を通わすことができる存在。彼女はこの力をもって、かつてホシフリの里の危機を救ったことがある。それは、心を通わせた青年アキの死という残酷な思い出。レコは悲しみを胸に潜め、前向きに生きようとしていた。

その一方。アキの帰りを待ち続ける者たちがいた。巨大な竜のような恐獣たちの住む辺境にあるうたかたの里。アキは女王ラーサの第一王子だった。里を襲う甲獣たちの原因を探るべく甲獣たちの里、シンジュが森へ旅立ったアキは、何年経っても戻ってこない。やがて、アキの捜索に出ていた使者たちが驚愕の事実を運んできました。

「アキ様は、ホシフリの里のレコによって殺された」と。

嘆き悲しむラーサ。やがて憎悪に支配された彼女はレコへの復讐を企む。数多い王子の中でもっとも純粋なパルムをそそのかし、こう告げたのです。「お前の大好きなアキ兄様はレコによって殺された。シンジュが森からレコを連れ出してくれば、お前に王位をくれてやろう」。パルムは母親に認めてもらうチャンスと喜び、お気に入りの恐獣を駆り、意気揚々と旅立っていきました。

シンジュが森の虫姫たるレコ、王子として生きることを強要される姫パルム。ふたりの出会いがもたらすのは希望か、悲劇か、はたまた絶望か。

 見せてもらおうか、新たな虫姫の性能とやらを!
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≪弾幕系≫と聞くと、シューティングが苦手な方は「自分にはムリムリ」と思ってしまうかもしれない。しかし、そうカンタンに心を折らないでいただきたい。たしかに画面上にたくさんの弾は出現する。しかし、たったひとつ、このシンプルなロジックを実践すれば、弾幕系STGを愉しむことができるのである。それは…

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「当たらなければどうということはない!」

しかし、残念なことにゲーマーのすべてがニュータイプではない。そこで、シューティングが苦手な私でもクリアできた“コツ”をお教えしましょう。ポイントは、「当たり判定」です。

画面01

こうして画面を見ると、レコが乗るカブト種の甲獣キンイロはとても大きく、「これでは弾なんか避けられないぜ」と思うだろう。しかし、実際はキンイロは身体に弾があたってもやられることはないのである。ダメージ判定があるのは、乗っているレコ姫の部分。ツインテールを伸ばしている身体の部分のみに“当たり判定”がある。そう、的は思った以上に小さいのだ。

つまり、この作品をプレイする上でまずマスターすべきなのは、「自機の当たり判定がどれくらいの範囲なのか」。それを体で覚えることが大切です。慣れてくると、弾と弾の通れる隙間の大きさが分かってくる。弾を避けるときのコツは、画面全体ではなく、自機の周辺だけに集中することなのだ。すると…

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「ララァ、私にも弾の道が見えるぞ!」

…というニュータイプ状態になり、面白いくらい弾の間をスイスイと抜けまくって、敵の殲滅するエクスタシーをくやしいけど感じちゃうでしょう。

 ええい、エイエムアイのヒロインは爆乳か!?
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『虫姫さまふたり』を語る上で欠かせないのは、登場人物である虫姫ふたり。レコとパルムだ。巨乳ツインテールのレコか、ボクっ娘の発展途上乳のパルムか。ゲームのキャラクター選択時に、この至福の究極の選択にもだえるがいい。二人とも、ステージスタート時やパワーアップなどにしゃべりまくるため、自宅でXbox360で遊ぶときにはヘッドホンはマストアイテムだ。親や奥さんに隠れてニヤニヤしよう!

特にレコ姫は、ナイスバディなのですが少々オツムが足りないしゃべり方をし、さらにパンツをはいていないという謎の設定があるせいで、ゲーム内で風が吹くたびに気が気ではない。攻撃方法も二種類から選べるのですが、それが【ノーマル】【アブノーマル】という名称のため、妄想は地平のかなたまで広がっていく。それも『虫姫さまふたり』の魅力のひとつなのだ。(本当にそうなのか?)

画面02

画面03

「世界観を楽しむ」「キャラクターに感情移入する」「奏でられる音楽に心を委ねる」…。そんなシューティングゲームの楽しみ方があってもいいはずだ。すぐにクリアしようと思わないで、1日1プレイだけを毎日やりつづけるだけでも、少しずつ上手くなっていけるのもこの作品のいいところ。「オイラ、シューティングは苦手っす!」という方にこそ、遊んでほしい一品である。

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