コンティニューの回数だって?
お前はいままで食べたパンの枚数を覚えているか?
実にッ、実に奇怪だった!原作の開始から約20年の時を経た2006年に、なぜか第一部のゲーム化が決まったのだ。2ちゃんねるを席巻するジョジョネタ、多くの参加者で盛り上がるムーブメントにまで発展したジョジョ立ち。そんな爆発力の中で生まれた本作による熱波は山吹色の波紋疾走となって日本全土を駆け抜けるッ。ジョジョが時代を制するのは時間の問題かと思われた。しかし!ある時を境に、この作品は目的をとげずこつ然と歴史から姿を消す!無数のビミョウなレビューを残して!なぜなのか!?この作品は面白くないのか!?この記事は、バンダイから発売された謎の『ファントムブラッド』にまつわるレトロゲームレイダースの数奇な運命を追う真紅のロマンホラーである!
オレは、おせっかい焼きのレトロゲームレイダー/ジョーンズって者だ。
おれぁ、生まれてからずっとゲーム界で生き、いろんなゲームを見てきた。だから、やらなくていいゲームとやっておくべきゲームの区別は「ニオイ」でわかる!
こいつはくせえッ─―!
神ゲーのニオイがプンプンするぜッ─―!
こんな神には出会ったことがねえほどなァ─――ッ。「2流のアクションゲーム」だって?ちがうねッ!!これをアクションゲームと認識するから間違いなんだ。これは生まれついてのジョジョゲーだッ!波紋呼吸法もできないマンモーニ(駄々っ子)はやるんじゃねーぜッ。ジョジョ好きの、ジョジョ好きによる、ジョジョ好きのためのゲームが、この『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』なんだぜッ!!
という声もむなしく、この作品は輝かしいジョースター家唯一の汚点のような扱いを受け、ファンの間でも触れてはいけない禁忌のような扱いになってしまいました。私は自分の部屋に行き、2時間ねむった。そして、目を醒ましてからしばらくして、このゲームのことを思い出し、泣いた。
そして、6年の歳月が経過する─―ッ。石仮面は静かに時を待つ…。
時は2012年ッ、時代がようやくジョショに追いついたッ!
2011年は原作者・荒木飛呂彦氏の作家生活30周年、そして2012年はジョジョの奇妙な冒険生誕25周年として、大きく時代が動いた。最高傑作ともいわれる第七部『スティール・ボール・ラン』の完結の直後より、第八部『ジョジョリオン』の連載スタート。さらに、荒木飛呂彦氏によるSPUL×GUCCIのコラボレーション、東北復興平泉宣言にも関わり、2012年には仙台と東京において初の原画展となる『ジョジョ展』を開催。さらに、第一部ファントムブラッドが初のTVアニメーション化されるまでに至った。そう、時代は今再び、ジョジョなのである。
だからこそ、我々は今一度、ゲーム版『ファントムブラッド』と向き合わなければならない。これは、ブームに乗っかってPVを増やそうとする“策”ではない。“勇気”だ!
▼TVアニメ版OP▼
そもそも、『ジョジョの奇妙の冒険』とは、どういう物語なのか?
2人の囚人が鉄格子の窓から外を見たとさ。
1人は泥を見た。1人は星を見た。 ――フレデリック・ラングブリッジ――
上記は、『ジョジョの奇妙な冒険』第一部、第一巻の扉に書かれている言葉。同じ光景でも人によって見るべきものは変わります。地面の泥を見た者・ディオブランドー、空の星を見た者・ジョナサン・ジョースター。神の手よりこぼれ落ちた2つの星というべき全く正反対の2人が、謎の『石仮面』によって光と闇の過酷な運命に翻弄されていく…。第一部・ファントムブラッドとはそういう物語。ここに出てくる≪星≫が後々のジョースターの血統にも大きく関わってくるなど、フレデリック・ラングブリッジの言葉はこの作品のテーマを水面に映る月のようによく表しており、その魅力に吸い込まれていくしかありません。
▲ジョジョこと、ジョナサン・ジョースター
▲平和なジョースター家に入り込んだ侵略者・ディオ
▲ジョジョの愛犬・ダニー
ジョジョというと、奇妙な擬音や変なポーズがフューチャーされることが多いのですが、それらはオマケのようなもの。第一部の魅力は、まさにディオとジョナサンの正反対の生き様にあります。性格も、行動も、すべてが正反対。にも関わらず、まるで引き合うように2人の運命は重なる。それはまるで一枚のコインの表と裏のように。お互いの存在によって、波紋を巻き起こしながら物語は日常から超常の≪世界≫へと加速していきます。
誇りの道を行く者・ジョナサンには、太陽の導き・神秘の力“波紋法”を。
その一方で、石仮面によって不死身・不老不死の力を手に入れた野望の果てを目指す者・ディオには、さらなる生贄を。
力を手に入れていくに従い、互いの存在が互いの天敵へとなっていく。その展開は、震えるほど心、燃えつきるほど熱く!その手から汗は止まらず、鼻や手からもドキドキという鼓動が止まりません。そして、貧弱な人間でありながら強大な力に立ち向かうジョナサンの姿を見て感じるのは、体にみなぎる勇気!
でも、彼は怖くないのでしょうか。いいえ、怖いのです。それでもつき進む、迷いなき「覚悟」にこそ、人を強くする秘密があるのです。まさに喝采!おお、人間賛歌!その血の運命はいかに!?行き着くところまで行くジョジョとディオは一体どうなってしまうのか!?
そんな物語でした。
ゲーム版『ファントムブラッド』とは、どんなゲームだったのか?
上記PVを見て、震えるぞハートッ、燃えつきるほどヒートッとなった私は、店頭で予約をし、発売日を楽しみにしていました。そして発売日。勇んでプレイした私に上から襲いかかってきたのは、コレジャナイ感だったのです。あまりの絶望ゆえに人間じゃなくなった気分になった私は、こう決意します。
「UREEYYY…(売りィィ)」。
一度はブックオフに売りに行こうと思った私。しかし、そんな私を引き止めたのは、フレデリック・ラングブリッジのあの言葉でした。
とっつきにくいゲームを「クソゲー」と罵るのはカンタンです。馬鹿でもできます。しかし、人付き合いが悪そうな人間もよく話してみればいい奴であることが多いのと同じように。ゲームも、きちんと付き合わなければ見えてこない“良さ”があるものです。かくして私は、再度プレイを試みて、クリアをして、ひとつの結論に達しました。
これは、アクションゲームではない。ジョジョゲーである、と。
ジャンルを規定すること自体、無駄無駄無駄無駄無駄…!
上記のように感じた理由のひとつがこれ。ジョジョの奇妙な冒険第一部における「名セリフ」ッ、「名擬音」ッ、「名シーン」をッ、あますところなく、収録しているという点!
そのせいでテンポを悪くしている箇所も多々あるのですが、そこまでしてこのゲームとジョジョワールドのエキスとを循環交換するなんて…。さすがバンナムッ、俺たちに出来ないことを平然とやってのけるッ。そこにシビれるッ、あこがれるゥッ!
さらに、声優陣の配役がディモールト(最高)なのです。
ジョナサン・ジョースター……田中秀幸(『キン肉マン』のテリーマン、『MGS』のオタコン)
ディオ・ブランドー……緑川光(『遊戯王』の海馬瀬人)
スピードワゴン……小野坂昌也(『キン肉マンⅡ世』のキン肉万太郎)
ウィル・A・ツェペリ……小山力也(『武装錬金』のヴィクター)
現在、放映中のアニメ版の配役もなかなかなのですが、個人的にはこちらの方々のほうが原作のイメージに近い気がします。余談になりますが、田中秀幸さんはコナミの小島秀夫監督作品『ポリスノーツ』で主人公ジョナサンという役も演じていますが、この話とはまったく関係ないですね。まあ、ジョジョったらいけない人!
人間は貧弱!貧弱ゥ!を体現したゲームシステム!
本作のメインパートは、ジョジョ(もしくはツェペリ、スピードワゴン)と、ディオ率いる吸血鬼たちとのバトルです。左スティックで移動し、□ポタン・△ボタンで攻撃、L1ボタンでガードという仕様。ある程度ステージが進むと、×ボタンを使ったポージングによる能力強化が可能となります。
そんなこの「バトル」によって、本作は評価を著しく落としているといっても過言ではありません。たしかにシステムにはクセがあり、ちょっとスキを見せると瞬殺されるゲームバランスだったり、快適なプレイを妨害する要素は複数存在します。
あまりの死にっぷりに、「酒ッ、飲まずにはいられないッ!」という方や、「クズめっ(ペッ)」という方もいることでしょう。
しかし、こういう考え方もできます。
『ジョジョの奇妙な冒険』 第一部は、“人間であるジョナサンが、自分よりも圧倒的に強い存在に立ち向かう物語”です。本作は、原作のテーマを受け継いでいるアクションゲームなのだと。原作におけるツェペリさんのセリフに、私はこのゲームの攻略法を見た気がします。
「ノミっているよなあ。ちっぽけな虫けらのノミじゃよ!
あの虫は我々巨大で頭のいい人間にところかまわず攻撃を仕掛けて
戦いを挑んでくるよなあ!
巨大な敵に立ち向かうノミ…。これは勇気とよべるだろうかねェ!」
「『勇気』とは『怖さ』を知ることッ!
『恐怖』を我が物とすることじゃッ!」
そうなのです。このゲームはやみくもにぶつかって行っても、決して勝てません!敵の強さを知った上で、どう対処するかを考え、勇気を持って踏み出すスタイルが、大切。それこそが、波紋戦士の戦い方なのです!その流派(モード)が分かってくると、本作は俄然面白くなってきます!
★Chapter01 「侵略者ディオ」
vs いじめっ子
人形を取られたエリナのために、勝てないと分かっていても立ち向かうジョジョッ!いじめっ子2人の体力は高く、一方ジョナサンの攻撃力は低い。貧民街のブースボクシング並のテクニックを使えば倒せなくもないが、ここは原作通り、負けても大丈夫なので気持ちよく敗北しよう!
★Chapter02 「新しき友人」
vs ディオ(ボクシング対決)
ディオの華麗なフットワークのせいで、ほとんど攻撃は当たらない。侵略者・ディオの恐るべき能力を充分に味わえるステージ。ここも原作通り負けても大丈夫なので敗北へ。
★Chapter03 「負けられない戦い」
vs ディオ(エリナの名誉のための戦い)
原作通りステージ2までは負けても大丈夫だが、この戦いからは負けられないッ。だからといって、ディオも倒しやすいゆとりパラメータなわけではなく、本気の障害として立ちはだかってくる。攻略法はとにかくガード。ディオの連続攻撃を誘って、攻撃終了モーションのスキにカウンターを喰らわせるッ。え?これが紳士の戦い方なのかって?手段は問題ではないッ。勝つという結果さえあればいいッ。それがゲームさッ。
★Chapter04 「過去からの手紙」
vs ディオ(僕がジョースター家を守るッ)
戦いの基本は、Chapter03と同じ。ディオは決め技としてよく蹴りを使ってくる。だが、原作の通り、第一部でも第三部でも、蹴りの後のジョースター家のカウンターによってディオは敗れている。まさかと思って試してみると…やはり有効だッ。ディオッ、君への疑惑が確信に変わったぞッ!
★Chapter05 「食人鬼街の戦い」
vs スピードワゴン
戦うのは、ナイフ使いの刺青と、拳法を使う中国人と、スピードワゴンの3人。指4本を失ってもいいぐらいある程度のダメージを受ける覚悟は必要だ。スピードワゴンの攻撃はカードでしのぎ、その後、丸太のような足で股間をけり上げろッ。
★Chapter06 「人間を超越する」
vs 警官ゾンビ
石仮面の力で吸血鬼になったディオには強すぎる。まったく敵わない。吸血鬼に対してただの人間ジョナサンは貧弱、貧弱ゥな存在だ。攻撃は警官ゾンビに集中すること。有効な攻撃は、鉄ヤリによるぶんまわし。正直、こわい。父さん、もっと強い気持ちを、与えてくださいッ。
★Chapter07 「ディオとの青春に決着」
vs 吸血鬼ディオ
ディオはどんなに攻撃を与えてもすぐ回復してしまう。しかし、階下に突き落とし、ディオの身体に炎をまとった状態なら回復が追いつかずダメージを蓄積できるッ。連続攻撃の果て、ディオに止めを刺すのはジョースター家の守護神、“慈愛の女神像”!
★Chapter08 「奇跡のエネルギー」
vs ワンチュン
このチャプターから波紋が使えるように。あれだけ倒すのに苦労したゾンビも波紋を帯びたズームパンチで一撃で倒せるようになるなど、アクションパートはこれまでとは全く違うゲームに変貌をとげるッ。
とにかく波紋ッ。スキがあれば波紋を練り、各種ポージングでステータスを強化ッ。コントローラー操作が忙しくなるが、波紋の呼吸を乱すなよ。そして、ヒートゲージが溜まったら、大技・山吹き色の波紋疾走を喰らわせろッ。
★Chapter09 「呪われた町」
vs 切り裂きジャック
ディオの目撃情報をもとに“風の騎士たちの町”に向かうジョジョ、ツェペリ、スピードワゴン。町の入口にあるトンネルで、ディオの下僕と化した切り裂きジャックが襲い掛かる。プレイキャラクターはツェペリ。地面を伝わる波紋で敵を動きを止め、連続攻撃を喰らわせろ!「あんさんのメスより、波紋カッターのほうがよう切れるわい!」
★Chapter10 「恐怖をわが物とせよ」
vs 切り裂きジャック
騎士たちの秘密通路に逃げたジャックをジョジョが追う。暗がりから襲い掛かってくるジャックの気配を、波紋を流したワインで探知せよ。難易度の高いバトルだが、雑魚を倒してヒートゲージを溜めていけば、勝機は必ずある!はたして、北風はバイキングを生み出すのか!?
★Chapter11 「罠への招待」
vs 騎士ゾンビ
催眠術で操られた町の少年ポコによって、ジョジョ一行はゾンビたちが待ち受ける墓場へとおびき出されてしまった。群がるゾンビたちを一定時間内に20体倒せ!一度に何体ものゾンビにダメージを与えられるズームパンチが勝利へのカギだ!
★Chapter12 「血も凍る仮面のパワー」
vs 騎士ゾンビ+ディオ
波紋は血液から生み出すエネルギー。気化冷凍法によって血管もろとも凍らせてしまうディオには波紋が効かないッ!大地を這う波紋でディオの動きを封じ、騎士ゾンビを倒せッ!今の我々ではディオには勝てないッ!
★Chapter13 「暗黒の騎士たち」
vs 黒騎士ブラフォード(水中戦)
動きも満足に取れず、酸素がないため波紋も練れない水中での戦いは圧倒的不利ッ。しかし、ガードで防ぎ、攻撃を蓄積していき、ヒートゲージを溜めていけば制限時間ギリギリで最後の反撃のチャンスがあるッ。たやすいぞッ!波紋が水中を伝わるのはッ!青緑の波紋疾走ッ(ターコイズブルーオーバードライブ)!!
★Chapter14 「英雄としてねむる」
vs 黒騎士ブラフォード(地上戦)
ブラフォードのダンスマカブヘアーに翻弄されるなッ!近づいてきたら大地を這う波紋で動きを止め、連撃を喰らわせろッ!戦闘の合間に、攻撃力アップのポージングを上手く取り入れることが、攻略の近道だッ!この先のステージへ向かう君に、この言葉を授けよう!「LUCK!(幸運を!)」、そして「PLUCK!(勇気を!)」
★Chapter15 「双首竜の間へ」
vs 騎士ゾンビ
「オレはいつも傍観者よ…」と嘆いていたスピードワゴンが主人公のステージ!R1ボタン押しっぱなしでパワーを溜めたレベル3の攻撃で、無数に襲い掛かってくる騎士ゾンビたちを、スピードワゴンはクールに倒すぜッ!
★Chapter16 「老師の予言」
vs タルカス
いにしえからの死臭ただよう密室で、
幼子が門を開くとき、
クサリで繋がれた若き獅子を未来へとき放つため、
おのが自身はその傷を燃やし、
しかるのちに残酷な死を迎えるであろう――!
★Chapter17 「怒りを叩き込め!」
vs タルカス
タルカスは強敵ッ!
ポージングで防御力をアップ。大地を這う波紋で動きを止めて、コンボを繋げよう。タルカスはコンボに繋がる大技を持っているので、敵が攻撃モーションに入ったら、引くことも大切ッ!お前の骨ひとつとて、この世には残さん!
★Chapter18 「遥かな国からの三人」
vs アダムスさん
原作では登場からやられるまで4ページしか出番がなかったアダムスさんと対決。しかも結構強い!アダムスさんは3回ダウンさせないと倒せないぞ!この男、すでにゾンビだ!
★Chapter19 「怪人ドゥービー」
vs 怪人ドゥービー
ドゥービーの毒蛇攻撃を喰らうと、毒を患い、体力が減っていく。そればかりか波紋の威力も弱くなるので注意!対処法は、体力回復のポージング!回避しつつズームパンチでダメージを与えろ!ゾンビになど、わが誇りある名前を教える必要なしッ!
★Chapter20 「稲妻十字空烈刃」
vs 血管針ゾンビ
気化冷凍法によって体をバラバラに砕かれたダイアーの仇を討つべく、ストレイツォが立つ。攻略法としては、敵の攻撃を華麗にかわしながら、R2溜めの波紋疾走が有効!ストレイツォ、容赦せんッ!
★Chapter21 「決戦!JOJO&DIO」
vs 吸血鬼ディオ
ブラフォードから授かった剣をもって、ジョジョがディオの気化冷凍法に挑むッ! ダイアーさんの波紋をおびた薔薇が教えてくれたぞッ!
★Chapter22 「悪鬼の最後」
vs 吸血鬼ディオ
「モンキーが人間に追いつけるかーッ。お前はこのディオにとってのモンキーなんだよ、ジョジョォォォ!」 手が、手が燃えているッ、あれなら冷凍法をやぶれるかもしれない!
★Chapter23 「最後の波紋」
vs ワンチュン+ディオ
ディオの切り札・スペースリバースティンギーアイズによって呼吸器をやられたジョジョ。体内に残れたわずかな波紋エネルギーによってエリナを助ける最後の賭けに出る! き…きれた、僕の体の中で何かが切れた…決定的な何かが…。
お世辞にも、万人が楽しめるゲームとは言えません。アクションゲームであることよりも、ジョジョゲーであることを選んでいるため、爽快感あるプレイが望めない箇所も多々あります。だがそれでいいのです。これは、ジョジョゲーなのですから。そして、ジョジョファンなら楽しめる要素にあふれているのですから。
最後に、このゲームをやっていて「こんなところがやりづらいなー」と思う箇所について、その対処法を伝授したいと思います。参考にしてみてください。
Q.ロード時間が長い気がするんだけど。
A.素数でも数えて落ち着きましょう。
Q.ロックオンがないので敵をすぐ見失います。
A.ワインを注いだグラスをコントローラーのそばに置いてみてください。
あなたが波紋使いならロックオンなんていらないはずですよ。
第一部 ファントムブラッド 完
そして
、時代は流れる。世代は交代する。
100年後。
1985年、大西洋 カナリア諸島沖─―。
一艘のクルーザーが波間に漂っているのが発見された。
無人だった。
争ったあともなく、船のどこにも故障はなく、正常だった。
飲みかけの3人分のコーヒーカップすらあった。
搭乗者たちはどこに行ったのか。
なぜ、いなくなったのか。
誰もわかる者はいなかった。
ただひとつ変わっていたのは、
アセチレンバーナーで焼き開けられた鉄の箱がドンと甲板にあったことだ。
それはまるで誰かの棺桶のようだった。
「DIO」と名前らしきものが読み取れる。
中は空っぽだったが、みんなシェルターのような
二重底の構造になっているのを不思議がり、
宝の発見を想像したが、数ヶ月もすると、やがて忘れられた…。
血の因縁は、終わらない─―。
物語は、「第三部 スターダスト・クルセイダーズ」へ…
=注意=
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