【名作発掘】 『ボンバーマン(FC版)』─―今日の勇気を、明日の希望を、ボクらに教えるそのために!

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怒らせないほうがいいぜ。
あいつの導火線に火がついちまう…。

爆弾を無限製造できるロボットが、自我に目覚め、自由を得るために地下60階の迷宮から脱出を図るというストーリー(諸説あり)。もともとはファミコン版『ロードランナー』の敵キャラだったロボットと同じドット絵の流用で、PCゲーム『爆弾男』の移植を行なったという作品。その完成されたゲーム性は、今の時代でも通用するから恐ろしい。PCエンジン版以降のキャラクターデザインも悪くはないが、武骨でややガンダムヘッドな初代ファミコン版も、なかなかオツというものだ。




ブログ代表
こんにちわ、レトロゲームレイダース/ジョーンズ博士です。

今回発掘した作品は、ハドソンが1985年にファミリーコンピュータ用ソフトとして発売した『ボンバーマン』です。もともとは1983年にハドソンがPC用ゲームとして発売したゲーム『爆弾男』が元であり、それにいくつかの追加要素が付いてこの作品は生まれました。

といったWikipediaの記述から「ボンバーマン」という名前が付いたのはファミコンからという印象が強いですが、実は1983年にハドソンから発売されているPC6001mk-II版の『三次元ボンバーマン』やMSX版『ボンバーマン』(爆弾男のMSX移植版)が先にリリースされており、あくまでも、一般的なゲームとしての知名度が上がったのがファミコン版ととらえるのが正確でしょう。ここ、テストに出ますよ。

ボンバーマン_3

ボンバーマン_アイコン それはシンプルゲームの奥の細道
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『ボンバーマン』のシリーズがどれだけリリースされているか、ご存知でしょうか。

ボンバーマン2、PCエンジン版ボンバーマン、ボンバーマン’93、ボンバーマン’94、スーパーボンバーマン(1~5)、ぱにっくボンバー(パズルゲーム)、とびだせ!ぱにボン、サターンボンバーマン、ボンバーマンファイト、爆ボンバーマン(1~2)、ボンバーマンヒーロー、ボンバーマンワールド、ボンバーマンウォーズ、ボンバーマンランド(1~3)、ボンバーマン64、プレイステーション版ボンバーマン、ボンバーマンファンタジーレース、ボンバーマンストーリー、ボンバーマンMAX2、ボンバーマンジェッターズ、ボンバーマンジェッターズゲームコレクション、ニンテンドーDS版ボンバーマン、Touch!ボンバーマンランド、爆風戦隊ボンバーメーン、ボンバーマンストーリーDS、ボンバーマンランドポータブル、タッチ!ボンバーマンランド、カスタムバトラーボンバーマン、いつでもボンバーマン、ボンバーマンカート、ボンバーマンジェネレーション、ボンバーマンジェッターズ、ネットでボンバーマン、ボンバーマンカートDX、ボンバーマンバトルズ、ボンバーマンACT0、ボンバーマンランドWii、ボンバーマンライブ、ボンバーマンWi-Fi8人バトル、ボンバーマンウルトラ、ボンバーマンバトルフェスタ ・・・家庭用ゲーム機だけでこれだけ。他にも、PC版、アーケード版、ケータイ版、スマホゲームアプリ版などでもリリースされています。

見ていただければ分かるとおり、今は亡きハドソンというゲームメーカーがいかにボンバーマンというブランドに頼っていたか、ハードごとにちょっとした新要素を付け加えた新作を出し続けて売上をあげてきたか、そして、そうせざるを得なかったという背景もなんとなく見えてきます。

だからダメなんだ!」という議論はさておき、逆に言えば、ボンバーマンというシリーズは「出せば必ずある程度の売上が見込める=需要があるゲーム」であり、その理由は「ゲームシステムがシンプルかつ奥深く、誰でも気軽に遊べるゲーム」だったからに他なりません。

そして恐るべきことに、原点といえる『爆弾男』の誕生(1983年)から今(2013年)まで、30年間にわたって、多くの人たちにそのゲームデザインは愛され続けているということ。『ボンバーマン』はレトロゲームなどではなく、今も生きつづけるゲームなのです。

ボンバーマン_アイコン ボンバーマンとはどういうゲームなのか?
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ボンバーマン_5

上記の画像のように、破壊不能なブロクが1ブロックおきに並んでいる地下迷宮を舞台に、1つずつバクダンを配置してステージ内のモンスターを退治してゆく、というゲームです。

ただし、バクダンは1つしか配置できません。しかも爆風も弱く、配置場所から1ブロック分の上下左右の範囲でしか破壊力がありません。さらに、バクダンは時限式のため、配置してから3秒経たなければ爆発もしません。もちろん、モンスターたちは動き回ります。そのため、退治していくには、このように逃げられない場所に追い込んで、バクダンを設置しなければならないのです。

モンスターに触れると1機死にます。
爆風に巻き込まれても1機死にます。
キケンがいっぱいです。
しかし、飛び込まなければ、勝利はあり得ません。

キケンを承知で敵の懐に潜り込み、バクダンを設置して時間内に安全な場所に逃げる
本作の醍醐味はまさに「ここ」にあります。

もちろん、このヒット&アウェイ戦術だけではメリハリがつかないため、本作にはさまざまなパワーアップアイテムが存在します。

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火力アップ
1つ取るごとにバクダンの破壊範囲が1ブロック分だけパワーアップ。

bm-i2
バクダン追加
1つ取るごとに一度に設置できるバクダンの数が増えていく。
最大10個まで設置可能。

bm-i3
リモコン爆弾
時限式だったバクダンを任意でいつでも爆破できるようになる。
やられると効果を失う。

bm-i4
スピードアップ
ボンバーマンの移動スピードを早くできる。

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バクダンすり抜け
自分が設置したバクダンをすり抜けられるようになる。
自爆の頻度がかなり減る。

bm-i6
ブロックすり抜け
ブロックをすり抜けて移動することができる。
効率のいい敵の殲滅&アイテム探索が可能になる。

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耐火スーツ
爆風を浴びても平気になる。

bm-i7
無敵
30秒の間、敵に当たっても、爆風を浴びても大丈夫になる。

これらのアイテムは各ステージに1つ配置されており、破壊可能なブロックの中に紛れ込んでいるため、敵の殲滅を実行しつつ、アイテムも探索しつづけることになります。アイテムは1機死んだときに効力を失うもの、また、全50ステージで一度しか出てこないものもあるので、取り逃しのないように注意が必要です。

さて。

「パワーアップしていけば、どんどん難易度が下がっていくのでは?」と思われるのは未プレイの方でしょう。そして、プレイをされたことがある方ならきっとこう思うはずです。「このパワーアップが、新しいボンバーマン世界への扉なのだ」と。

結論、パワーアップによっても、ゲームの難易度は大して変わりません。
見た目が派手になるだけです。
たしかに敵を効率的に倒しやすくはなるのですが、むしろ死亡率は高くなります。

なぜか?

プレイヤーに“慢心”が湧き起こるからです

「バクダンすれ抜けがあるからちょっと強引に行っても大丈夫だろう…」
「ここはいっちょ、バクダンを派手に設置して大きな花火を打ち上げようか…」
「よぉうし、最短クリアを目指すぞ…」

パワーアップは劇的な攻撃力をボンバーマンに与えます。それゆえに、人はそのチカラに酔ってしまうため、『ボンバーマン』で重要なクリアしていくための条件「慎重さ」に欠けた行動に走ってしまうのです。そう、戦うべき本当の相手、自分の中の慢心と向き合う葛藤こそが本作の神髄!オトナになっても、いや、オトナになってからのほうが陥るゲームの魔性なのです。

先人たちは言いました。

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「大きすぎるチカラは、時に人を不幸にもする。」 by ボムじいさん

『ボンバーマン』というゲーム内での死亡率の70%は「自爆」だそうです(レトロゲームレイダース調べ)。勇気を持って踏み込むことは大切。しかし、明日への希望なき前進は無謀でしかない。ダイナマンボンバーマンは今もボクたちにその大切さを教えてくれているのかもしれません。

慢心と向き合い、何かを成し遂げたとき、
ボクたちも“新しい自分”に会えるかもしれませんね。

ボンバーマン

ボンバーマン_2

▼本当にいろいろ出ている笑▼

        

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