
コンシューマゲーム機は、ラストハルマゲドンの時代に。
新年あけましておめでとうございます、ジョーンズ博士です。
いつもこのブログを見ていてくださり、本当にありがとうございます。
昨年のこの場で、私は「2014年はコンシューマゲーム機市場最後の年になる」と言いましたが、本当に虫の息になるとは思っていませんでした。とても残念です。PS4も、Xbox ONEも投入されましたが、ちっとも盛り上がらないゲーム業界。本当に核の冬の時代がやってきたかのようです。
日本のコンシューマゲーム業界は、なぜ、ここまで衰退してしまったのでしょうか。それに対しては私は、「(1)メーカーがコアユーザー向けのゲームばかりをつくってきたこと」、「(2)ライトユーザーを育てることに協力体制を敷けなかったこと」、「(3)ユーザーがバカすぎること」と考えています。
(1)と(2)に関しては、任天堂は早くからいろいろな手を尽くしてきたという点で私は評価しています。しかし、世の中の大きな流れはなかなか止められないようです。今のスマホゲームの人気ぶりを見ていると、市場の大多数を占めるライトユーザーは、ゲームに時間も手間もかけたくないのです。にもかかわらず、コンシューマゲームは時間も手間もかかるものばかり。この流れにより、コンシューマゲームは「一部の人だけがやる趣味」に成り下がってしまった感は否めません。リサイクルショップを見てください。携帯ゲーム機が大量に買い取られていますよ。私は時代の終わりを見た気がします。
(3)に関しては、言わずもがなです。ゲームの中での冒険を求めるくせに、ゲーム購入では冒険を求めない。安全パイである続編ばかり購入する。マイナーで損をしそうなゲームは絶対買わない。面白いかどうかユーザーレビューに左右されて買う。この行き過ぎな”石橋を叩いてわたる”が行き過ぎなユーザーが多すぎる。私が若いころなんかは、「若い頃のクソゲーを買ってでもプレイしろ」、「かわいい子にはクソゲーをプレイさせろ」と言われたもので、「クソゲーに面白さを見出してはじめて”ゲーマー”と名乗ることを許された」ような時代でしたがいやはや。結果として、一部の知名度の高いゲームだけが資本回収できて、そうではないゲーム・ゲームメーカーは衰退していくという負のスパイラルを生むわけです。
そんな中で、今、コンシューマゲーム業界は自信を失っている時代。そして、かつてゲームに熱中した上の層に狙いを向け始め、そこからのブランド回復を狙っているようなフェーズでもあります。そう、レトロゲームに今まで以上に光が差すかもしれない時代です。だからこそ、今レトロゲームの面白さを伝えていくことには、ある程度の意義があるのではないかと思っています。
あくまでも一ゲーム好きの意見・感想ですが、他人がどう言おうと自分は面白いと思える作品に出会えるお手伝いができれば幸いです。
2015年1月1日
レトロゲームレイダース 最後のゲー戦
管理人 ジョーンズより