【10分で分かるシリーズ解説】 『ゼビウス』シリーズ全作品まとめ

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ゼビウスシリーズ_タイトル

この記事は、ナムコの名作シューティングゲーム『ゼビウス』シリーズについてまとめたものです。今さら人に聞けないレトロゲームの基礎知識を、この記事を読めば10分くらいで網羅可能。明日から「俺はゼビウスを分かっている」とゲーム通ぶれてしまう、まとめ記事です。








『ゼビウス』とは
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ナムコが1983年1月にアーケード用ゲームとしてリリースしたシューティングゲームです。「ゲームの神様」という異名を持つ遠藤雅伸さん(現ゲームスタジオ代表)の出世作。

スクロールして町や森や海が見える、建造物に影がある、敵が変形しながら飛んでくる、地上攻撃に砲撃落下分の時間差がある…といったリアリティとSFファンが喜びそうな詳細な世界設定によって、初めてゲームの中に「世界」を感じられたゲームといって過言ではありません。

<ストーリー>
高度な科学力を持った異星人ゼビウスが突如地球に襲来。圧倒的な戦力差によって、抵抗虚しく、南アフリカはゼビウス軍によって制圧されてしまう。そんなとき、新たに編成された地球防衛軍のもとに、ゼビウス星から逃れてきたという異星人ムー・クラトーとアンドロイド・イヴが現れる。彼らは、ゼビウス軍の裏にいる人造生命体ガンプの存在と、その創造主が千代地球人であること、この戦いはガンプがファードラウト(惑星直交)を使った人工進化のために不可欠な地球を手に入れること、14000年前からつづく戦いの一部であることを伝える。そして、ゼビウス軍の装甲であるイル・ドークトを貫通できるスパリオ兵器を備えた戦闘爆撃機ソルバルウを設計図を与え、自らもパイロットとして戦う意志を表明。かくして南アフリカ奪回のためのソルバルウ計画が発令された。

シリーズ作品紹介
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『ゼビウス』
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いわずと知れたゼビウスシリーズ1作目。宇宙からの侵略者であるゼビウス軍と地球防衛軍の戦いを描いた作品。ゼビウス軍の目的は地球を手に入れることなのですが、ただの侵略ではありません。数万年に一度起きるファードラウト(惑星直交)によって人工進化を企てる人工生命体ガンプの野望のために、地球という場所と座標が欠かせないのです。手を貸してくれる存在が、ガンプへの共通の敵であり、先祖を同じくする元地球人という設定も熱いです。

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『スーパーゼビウス』
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シリーズ2作目。『ゼビウス』のアッパーバージョン。ストーリーは同じ。敵の出現パターンや隠しキャラの位置などが変わっており、難易度が少し高くなっています。得点稼ぎを目的としたプレイを阻止せんとする凶悪なトラップあり。並行宇宙でくり広げられる『ゼビウス』よりも過酷な条件で戦うことになった地球防衛軍の戦いといったところでしょうか。

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『ゼビウス・アレンジメント』
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アーケード作品『ナムコクラシックコレクションVol.1』に収録されていた初代『ゼビウス』のアレンジバージョン。グラフィックが大幅に強化され、敵の動きも大きく変化。バキュラが逆回転しながら戻ってくるのには驚きました。家庭用への移植としては『ゼビウス3D/G+』に収録されています。なかなか貴重です。

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『ソルバルウ』
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ポリゴンによって新たに描かれる『ゼビウス』の戦い。ストーリー的な展開は初代と同じですが、当然のことながらゲーム性はまったく異なっています。個人的な解釈としては、ソルバルウは何回も出撃しているはずなので、その出撃の1つを描いた作品と考えています。

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『ゼビウス ファードラウト伝説(MSX2版)』
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MSX2というパソコンで発売された『ゼビウス』。アーケード版のアレンジ移植版「RECON(偵察)」と、RECONの続編「SCRANBLE(緊急発進)」の2つが収録されている。アーケード版にはストーリーに深く関係のあるガンプが一切出てこないのだが、実はそれは前哨戦だったということが判明。「SCRANBLE」では対ガンプ破壊兵器をはじめとする機体選択が可能となり、本格的な南アメリカ奪回作戦がくり広げられる。

ファードラウトサーガ002

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『ゼビウス ファードラウト伝説(PCエンジン版)』< /span>
PCエンジン版001

MSX2版と同じタイトルなのですが、内容がまったく違うので注意。アーケード版のアレンジ移植である「ARCADE」モードと、14000年前からつづく人類とガンプの戦いを順に追っていく「FARDRAUT」モードの2つを搭載しています。MSX2版の「SCRANBLE(緊急発進)」はPCエンジン版「FARDRAUT」の序章という記述がネットではあるが、たぶんそうではなく、MSX2版の「SCRANBLE(緊急発進)」の物語的完全版がPCエンジン版「FARDRAUT」という解釈のほうがしっくり来るかも。ガンプ本体とESPリンクしているガンプレプリカに甚大な損傷を与える人類勝利の物語。しかし、ここから戦いは泥沼化していくのでした。

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『スーパーゼビウス ガンプの謎』
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『ゼビウス』シリーズは各作品のきちんと年表に沿った公式発表がされていないため、本作は外伝なのか本編なのか詳細は不明。しかし、取扱説明書にあるストーリーを追っていくと、アーケード版の後の時代設定であり、ゼビウス軍との長期にわたる戦争中との記述から、ファードラウト後の物語と推測される。

ガンプが仕掛けた時空乱流に飲み込まれたソルバルウだが、救助した同胞機ファントムのコンピュータからガンプに関するデータを受け取り、ガンプ攻略の糸口を見つける。かくしてゼビウス軍中枢にあるガンプとの決戦が幕を開ける。

ゲームとしては、『ゼビウス』らしからぬステージが多数登場し、戦場が拡大していることがうかがえる。ゲームは純粋なシューティングではなく、ステージクリアの方法を探すミッションクリア型のため発売当初はプレーヤーを大いに困惑させた。が、どういうゲームなのかを分かったうえでプレイするとなかなか面白い。

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『ゼビウス3D/G』
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ゼビウス軍と地球防衛軍との長き戦いに、ついに終止符が打たれる。まさに、最終決戦。同時期にゲームセンターで稼働していたタイトーの『レイストーム』などと比べると、どうしても平凡な作品に見えてしまいます。初代の時代の最先端を走りまくっていたエッジさに比べると、若干時代遅れでどこかで見たようなシステムを投入した平凡なシューティングにまで堕ちてしまったナマクラ感は否めません。しかし、あえて私はこう言いたい。

あの『ゼビウス』がポリゴンを使った実験的作品『ソルバルウ』を経て、初代の雰囲気を活かしつつ、最終決戦の物語をよくぞ描いてくれた、と。

アーケード版とプレイステーション版では収録ムービーの内容が異なっており、しかもその内容も意味不明なのですが(笑)。あれは、先代地球人が開発しつつもドークトが足りず発動できなかった「ナスカの地上絵砲(私が勝手に命名)」が、長き戦いによる戦闘本能によって目覚めた現地球人たちのドークトによって発動し、14000年以上の月日を経てガンプ本体を貫いた…!と解釈しています。人類の大勝利です。

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最終決戦003

いかがだったのでしょうか。

『ゼビウス』シリーズって、今からプレイすると見た目がちょっとアレなのでとっつきにくいのですが、世界設定をきちんと理解してプレイすると、結構グッとくるポイントがいろいろあります。

この記事をキッカケに『ゼビウス』シリーズに興味を持っていただけましたら幸いです。

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※一部作品が入っていませんが、おいおい更新したいと思います。








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