【特集:マップに萌える】 ファミコン版『ドラゴンクエストIV』の「サランの町」。

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サランの町_タイトル

この記事は、管理人が昔のゲームならではのマップの作りかたに萌えるところを、思いのままに書き綴ったものです。ただ気持ち悪い記事かもしれませんが、RPGツクールなどで町を作ったことがある方なら賛同してくれる…かも。

今回は、ファミコン版『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』に出てくるサランの町について。おてんば姫アリーナが住んでいるサントハイム城の城下町です。




ブログ代表
こんばんわ、レトロゲームレイダース/ジョーンズ博士です。

レトロゲームの中には、マップのデザインが秀逸と思われる建築物や町、地形といったものが存在します。これは、ゲームハードの性能が低かった時代の試行錯誤の名残りともいえるもの。マップというのはただ作ればいいというわけではなく、プレーヤーを楽しませる、先に行きたいと思わせる要素も大切なわけで、そこに痺れる、憧れるわけです。

今回は、ファミコン版『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』に出てくるサランの町について。では。早速見ていきましょうか。

サランの町って、こんな感じ
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サランの町001
サランの町の萌えポイントといえば、この町の中心に建っている塔(?)といえるでしょう。

サランの町002
一階に入ってみましょう。中は天井が高い教会となっています。そう、天井が高いのです。これまでのファミコン版ドラゴンクエストシリーズにはない、この天井の高さがイイと思いませんか。

サランの町003
こちらは二階部分。建物の上に行けるとともに、セリフ部分で隠れていますが、バルコニーに出ることも可能です。

サランの町004
バルコニーに出ました。ここでは詩人のマローニが歌を歌っています。マローニは大したヒントをくれませんが、物語が進むたびにセリフが変わるので要チェックです。

サランの町005
屋上に出ました。一階部分からは見えない建物の裏側の様子が分かります。視覚表現で建物の死角表現(ダジャレ含む)が施されており、川が流れていると思わせるとともに、ゲーム進行で重要となる「看板」がゲーム序盤から見える。実に思わせぶりです(笑)。

サランの町006
今度は、建物の左側部分に足をのばしてみましょう。こちらの扉は特別なカギを持っていなくても開けることができます。

サランの町007
中にあるのは道具屋です。実はこの配置には、この建物以外のところに「道具屋がないやんけ。ひょっとしてあの建物の中か?」と探させてみる…という心理的な仕掛けにもなっています。

サランの町008
上にあがってみました。特に何もありません。しかしこれは、「画面上に見えるくだり階段があるところは、下の階から上にあがれる」ということをプレーヤーに伝えるためのものであり、次に紹介する建物右側部分への布石になっています。

サランの町010
こちらがその建物右側部分。中に入ると頑丈な扉があってサランの町初登場の第二章では進めません。ここが解放されるのは第五章になってから。

サランの町011
第五章中盤になると、このように先に進んでいくことが出来ます。また、この通路が長い。ここにおいて、実は第二章でよく知っていたサランの町に、まったく知らないエリアが存在することが分かり、プレーヤーとしてはドキドキが止まりません。

サランの町012
サランの町の未開エリアに到着。この先に、まるで魔物たちから存在を隠されたような一軒家があり、そこに住んでいる老人が重要な情報を持っています。

サランの町013
実は、サントハイムの王族には代々予言ができる人たちが生まれるとのこと。行方不明のサントハイム王にもそういうところがあり、子どもの頃に、自分の娘が困っているという夢を見て、道標になる予言を残していたのでした。

サランの町014
そしてたどり着く「立て看板」。そこに書かれていたことは、主人公たちが戦うべき敵の正体に関することであり、次にどこに向かうべきかが分かる重要なものでした。

まとめ
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サランの町は第二章に出てくる町です。第一章に出てくる建物は従来のドラクエ風のものばかり。これは第一章が入門編のような役割を果たしているからに他なりません。だからこそ、第二章は『ドラゴンクエストIV』として新しいことをやりますよ的な宣言をする絶好のフェーズ。この多重構造建築はその意思表示の1つと思われます。

また、『ドラゴンクエストIV』はシリーズを追うごとに増えてきた「町」に、RPGの旅の途中の中継地点以上の意味合いを持たせるために、一度行った町にもう一度行かせるという仕掛けが従来の作品よりも強めです。サランの町はその代表例といえるでしょう。

最後に。サブタイトルの『導かれし者たち』について。これは、天空上に住むマスタードラゴンに導かれた主人公たちという意味に取られがちですが、このサランの町の立て看
板イベントを見ると、私はそうは思えません。主人公たちは大いなる意志によって導かれたのではなく、自らの意志で立ち向かうことを選んだ者たちであり、その正しき心に引きつけられるようにして、人や情報が集まり、道が開かれていく。そういう物語なのだと思うわけです。

おてんば姫アリーナはデスピサロを追う目的がありましたが、天空の勇者に付き合う必要はなかったわけです。その選択をしたからこそ、サントハイムの王様はそういう未来を見たわけで、アリーナが勇者一行に加わらなかったらその情報も手に入らなかった。ではアリーナがなぜ仲間になったかというと、大病を患ったクリフトを助けようとした勇者の行動が先にあったわけで。そう、先陣をきって進んでいるのは勇者であり、仲間たちは勇者によって導かれた者たちという解釈はできないでしょうか。

話が少しずれてしまいましたが、サランの町はいろいろ萌える要所。ゴールデンウィークの観光にぜひお立ち寄りください。

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