撃って、撃って、撃ちまくれば、なんとかなる。現代人のストレス発散に最適なアクションゲームとして、俺はこの『ショックトルーパーズ』をオススメしたいと思います。ヒャッホホーイ。

こんばんわ、レトロゲームレイダー/ジョーンズです。
今回発掘した作品は、1997年にザウルスからMVS(業務用ネオジオ)用のアクションゲームとしてリリースさされた『ショックトルーパーズ』。個人的には、友人たちが対戦格闘ゲームに興じる横で、遊んでいたネオジオアクションゲームの1つです。記憶違いをしていて家庭用移植がされていた気がしたのですが無かったようですね。最近では、ネオジオminiのインターナショナル版やクリスマス限定版に収録されているほか、PS4やXBOX ONEやswitchのアーケードアーカイブスでも配信。アケアカだと823円なので、9回プレイすれば元が取れちゃいます。
ショックトルーパーズとは?

こちらの作品、内容をカンタンに説明すると、縦スクロール版の『メタルスラッグ』といった感じ。もう少し前のゲームで例えると、『戦場の狼』とか、『怒』とか。縦スクロールで画面の上に向かって進んでいき、戦場を駆け抜けて銃を撃ちまくるゲームです。
本作の「何がいいか」というと、「ストレス発散にもってこい」なんですよ。本作はアーケードゲームとしてはそんなに難しい部類ではありません。たしかに、やられやすいポイントは作中の「山場」としていくつか存在するのですが、コンティニューして少しずつ敵を削っていけば先に進めてしまいます。「あかん!どうにもならん!」と叫んでしまうような試練は存在しないのです。
そのため、
「とりあえず撃っていればなんとかなる」というゲームです。世の中には、ゲームスタート時から敵の倒しかたやアイテムを温存しておく方法を考えなければならないゲームはあります。面白いですよね。でも、そういうアタマを使うゲームをやりたくない時も人間にはあるわけで。本作はまさに、脳みそを使わないでスカッとしたい時に、銃を撃ちまくってストレス発散させるためのゲームとしてオススメなのです。

ストーリー

199X年×月×日未明。バージニア州、リッチモンド郊外にて。1人の女性が誘拐された。彼女の名前は「セシリア・ダイアモンド」。数週間前から消息不明となって世間を騒がせている、世界的な脳医学の権威「ジョージ・ダイアモンド」の孫娘である。
事件の捜査を担当するFBIは、セシリアを誘拐したのは、悪の組織「ブラッディスコーピオン」であることをつきとめる。どうやらブラッディスコーピオンは、セシリアを人質として、幽閉しているジョージ・ダイアモンド博士に生物兵器の開発を強要しているらしい。
事態を重く見た米国政府は、8名の傭兵「バルカンチーム」を招集。ブラッディスコーピオン壊滅、及びセシリアとジョージの救出を目的とした「デルタストーム作戦」を発動させた。
プレイキャラクター紹介

ストーリー解説の通り、本作の主人公は8人の傭兵バルカンチームです。8人はそれぞれ微妙にキャラ性能が異なっており、1人だけ選んで戦うロンリーウルフスタイルか、3人選んで使い分けて戦うチームバトルスタイルかを選びます。よほどのこだわりがない限り、3人分のライフがあるチームバトルスタイルのほうが長く遊べるのでオススメです。

★ジャッカル
アメリカ人男性。バルカンチームのリーダー格。責任感の強いタフガイ。セシリアとは恋人同士。スピードタイプのキャラ。苦手地形が少なく、特殊兵器の保有数・性能はかなりの高水準。
★マリー・ビー
ドイツ人女性。CIA在籍の諜報部員。スピードタイプで苦手地形も少なめ。防御力が若干低い。ジャッカルと並んで使いやすい。
★ロキ
中国人男性。銃器使用はもちろん、近接格闘戦も強い。スピードタイプのオールラウンダー。かなり使えるため頼りになります。
★ミルキー
アメリカ人女性。チーム最年少だが、凶悪テロリストを壊滅した大きな実績を持つ。スピードタイプだが、苦手地形が多い。体力も低く特殊兵器の使い勝手も悪い。
★サザンクロス
南アメリカ人男性。怒りっぽい性格。パワータイプ。
★マル
イギリス人男性。肥満体だが、天才的頭脳を持つハッカー。パワータイプの中ではスピードが高い。特殊兵器も強く、使いやすい。
★リオ
国籍不明男性。パワータイプ。過去の記憶がなく、いつの間にか軍人となっていた謎多き人物。
★ビッグ・ママ
中央アフリカ人女性。パワータイプ。女性で
ありながら最強の怪力の持ち主。普段は麻薬取締官。
シンプルな操作方法

スティック……キャラクターを自由に動かす。
Aボタン……遠距離では弾を撃つ。近距離ではナイフ攻撃。
Bボタン……回避行動。
Cボタン……手りゅう弾などの広範囲に攻撃できる特殊武器を使用する。
Dボタン……チームバトルの時、キャラクターを交替させる。
ゲーム内容はこんな感じ











まとめ

NEO・GEOゲームの魅力って、ビジュアルの贅沢さではないでしょうか。本作はとにかく、いろいろな戦場を駆けまわって、敵や施設や兵器をバッカンバッカン壊していきます。
ドットで描かれた敵キャラクターは、こちら側に襲いかかってくる者だけでなく、衛生兵に運ばれていく者、通信をかけている者など、さまざまです。攻撃が当たった際に「やられた!」というポーズを取って倒れます。そして、銃で撃たれた時と、ナイフで切りつけられたときは、やられかたが違うなど、とてもていねいに描かれています。
まさに、命を吹き込むような手間のかけ方によって、倒しているのは敵という「記号」ではなく、敵という「生き物」なんだという説得力が生まれ、ヘンな話ですが、本作には血の通っているようなあたたかみがあるのです。グロに感じない程度に。
そんなショックトルーパーズの世界の中で、強烈な個性を放っているのが、ブラッディスコーピオン首領その人でしょう。ひと目で悪役と分かるビジュアル。偏差値の低そうなセリフまわし。センスを疑う服装とヒゲの量。素人感あふれる音声と相まって、忘れたくても忘れられないインパクトがあります。
「やっぱりNEO・GEOのゲームはいいなぁ」と思う今日この頃です。



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