
こんにちは、レトロゲームレイダー/ジョーンズです。
今回発掘した作品は、サンソフトが1991年8月23日にゲームボーイ用アクションゲームとして発売した『ボンバーキング シナリオ2』。前作はハドソンからの販売でしたが、今回はなぜかサンソフトからの発売に。悪夢再びと思いきや、すごく遊びやすく生まれ変わっていてビックリです。
さあ、今宵も、歴史に埋もれし、レトロゲームの魅力を掘り起こしていこう――。
『ボンバーキング シナリオ2』とは

『ボンバーキング シナリオ2』 は、ファミコンで発売された『ボンバーキング』のリメイク作です。『シナリオ2』となっていますが、ストーリーは前作と同じであり、続編ではありません。「もう1つのボンバーキング」という意味で捉えておくといいでしょう。
『ボンバーキング シナリオ2』 は、前作からいくつかの大きな変更点があります。その1つが、『ボンバーマン』同様に、無制限に爆弾を置けるようになったこと。これは大きい。もちろん、一度に設置できる数はゲーム開始時に3つという制限こそありますが、あの「爆弾を獲得するために敵をビームで撃ち落とす」という行動しなくてよくなったことにより、ゲームのテンポが格段に改善されました。
キャラクダーグラフィックも、PCエンジン版『ボンバーマン』以降のかわいいものに変更され、フルアーマーボンバーマンみたいになった主人公「ナイト」のデザインはしっくりくるもので、なんというか、「きちんと遊べる形に生まれ変わってよかったなぁ」と思える作品になっています。
『ボンバーキング シナリオ2』のストーリー

アルタイル紀元2036年。惑星アルタイルに突如寒い冬が訪れ、人々は大混乱へと陥った。その原因は、異次元生命体が惑星に侵入し、惑星アルタイルの環境管理コンピューターをハッキングしてしまったことだった。このままでは、惑星アルタイルは人の住めない死の星と化してしまう。解決方法は1つ、異次元生命体を殲滅すること。緑の大地を取り戻すため、戦闘用アンドロイド「ナイト」は惑星アルタイルに降り立つ。
『ボンバーキング シナリオ2』 のスクリーンショット







『ボンバーキング シナリオ2』の魅力

テンポ良く、サクサク進めるようになったところが、 『ボンバーキング シナリオ2』 です。フィールドマップ上にある正月を破壊するとアイテムが出てくるのは変わりませんが、かなり多くのアイテムが変更になっています。
大きな特徴は、ストックしておくアイテムは「ウォーターループ(水場で浮く)」「ランプ(地下ステージが明るくなる)」「鉄ゲタ(ダメージ地形でダメージを受けない)」のみ。あとは、アイテム取得後にすぐに効果が発動されるものに変更されています。あと、ステージループの廃止、それに伴い、ループを防ぐ「秘宝」の探索もなくなり、ゴールに向かって障害物を破壊していくだけ。寄り道するとアイテムが見つかって戦いが有利になる。と、ゲーム内容がシンプルになりました。
ステージ数も減り、ステージ2でいきなりボス戦があったりと、プレーヤーを飽きさせません。少しボリューム不足な気もしますが、携帯ゲーム機であるゲームボーイ用と考えたら妥当なところでしょう。生まれ変わったボンバーキング。ファミコン版に嫌な記憶がある人にこそ、楽しいんで欲しいと思う作品です。
『ボンバーキング シナリオ2』で遊ぶ方法

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