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俺は父をガンで亡くしている
すい臓がん。体の不調を訴えて、病院で検査してすぐに入院することになって、入院からちょうど一か月後に息を引き取った。父の検査結果をお医者さんから告げられた時、完治しないことは分かっていた。いっしょにいられる残りの時間はわずかしかない。
当時、ブラック企業に勤めていた俺は、周囲からいろいろ言われたんだけど、定時で帰らせてもらって、父に見舞いに行った。入院した頃の父は見舞いに来た俺に「大げさだな。そんなに来なくていいよ」と笑っていた。「いや、こういう機会ってあまりないから」と照れ隠しで言って、夕方から夜に差し掛かる1時間、とりとめもない話をして過ごした。この時間を持てたことは幸せだったと思う。
二週間後、父はもう笑顔を見せることはなくなっていた。いつもぐったりとしていて、ベッドで寝ていた。母にだけこんなことを話していたという。「今回はだめかもしれない。今まで何度か入院したことがあるけど、どの入院でも回復していく感覚があった。今回はそれがない。日に日に悪くなっていくのが分かる」。
父のがん闘病は一か月。苦しい時期を短く終えられたのは幸せだったのかもしれない。しれないという言葉を使ったのは、父がどう感じていたか分からないからだ。
がんの告知は辛い
希望を持って闘病している方がいたら不愉快な思いをさせてしまうかもしれないのですが。俺の周りにがんを告知されて回復した人はほとんどいない。親戚も、友人も、知り合いも、同僚も、みんな亡くなっていった。だから、がん告知の話を聞くと、どうしても悪いイメージが先に浮かんでしまう。その人たちを身近で見てきたからこそ、どんな言葉をかければいいか分からない。何も思い浮かばない。
上手く言葉にはできないのだが、知っている人には幸せでいてほしいと思う。安易にかけられる言葉ではないけど、回復してほしいし、また元気な姿を見せてほしいと心から思います。
今日はそんな感じです。

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