【名作発掘】『グラディウスIII 伝説から神話へ』――バクテリアンとの最終決戦!フィナーレを飾るにふさわしいグラディウス愛あふれる傑作!

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こんにちは、レトロゲームレイダー/ジョーンズです。
今回発掘した作品は、コナミが1989年にリリースしたアーケード用シューティングゲーム『グラディウスIII 伝説から神話へ』。『グラディウス』『沙羅曼蛇』『グラディウスII GOFERの野望』に続くシリーズ第四弾であり、これまで戦ってきた敵バクテリアンとの最終決戦を描いた作品です。今回は、PSPで発売された『グラディウスポータル』でプレイしました。

さあ、今宵も、歴史に埋もれし、レトロゲームの魅力を掘り起こしていこう――。

『グラディウスIII 伝説から神話へ』とは

『グラディウスIII 伝説から神話へ』とは、ひと言で言えば、賛否両論となったアーケード版『グラディウス』4部作の完結編です。後に『グラディウスIV 復活』という作品が出るのですが、『グラディウスIII 伝説から神話へ』を1つの区切りに据えておいた方がいい気がします。なぜ、賛否両論になったのか。それは、前作『グラディウスII GOFERの野望』があまりにも出来が良すぎる作品だったのに対し、本作はいろいろなクセの強さから、好きな人・受け付けない人に分かれてしまっているところでしょう。

クセの強さの1つが、ゲームとしての難易度の高さです。前作『グラディウスII GOFERの野望』を1周クリアできた人ですら、『グラディウスIII 伝説から神話へ』ではステージ3に行けるかどうかというくらい、本作は難しいです。

ただ、本当に難しいのかというと、俺はちょっと違うと思っていて。これまでとグラディウスの攻略パターンで考えるとつまずくのですが、過去作を忘れて本作に特化した攻略を目指すとそこそこ先には進めるので、これは意図的に「攻略におけるこれまでのグラディウスっぽさ」を意図的に外してきているからなのではないかと思っています。

何が言いたいかというと、難しいゲームではあるのですが、絶対にこれ以上進めないという絶望の壁を感じる作品ではなく、「あれ?ひょっとして、ああやったらいけるんじゃないか?」と思わせてくれる余地がある難しさが、『グラディウスIII 伝説から神話へ』の沼のような魅力である、ということです。

『グラディウスIII 伝説から神話へ』のストーリー

限りなく深く暗い闇の彼方、幾重にも重なる暗黒運河…。その未知なる領域より生まれいでし謎の破壊神“バクテリアン”と、惑星グラディウスを中心とする惑星連合は度重なる戦いをつづけてきた。そして、いよいよ事態は大きく動き出す。バクテリアンは、最終兵器「ダークフォース」を使用したのだ。

「ダークフォース」とは、連邦政府の想像を絶する強大なパワーを持つエネルギーで全宇宙を包みこみ破壊と殺戮の限りを尽くすものだった。すべてが謎。対処方法のない理不尽かつ強大な攻撃は、グラディウス周辺の惑星を次々と呑み込み、今まさにグラディウス本星に魔の手を伸ばしつつあった。優勢を誇り、戦線を拡大させていたグラディウス軍は、この脅威に対処すべく全軍を挙げての一大防衛網を決行。総攻撃に臨んだが、このかつてないほどのダークフォースを前に必死の防衛は破られ、敗走と撤退を余儀なくされていた。

このままでは最終防衛線を突破され、本星である惑星グラディウスが陥落するのも時間の問題と思われた。しかし、降伏という選択肢はない。パクテリアンに敗れた生命体は、彼らの細胞やマシンに冒され、まったく別の生命体となり尖兵となるのだ。ここにおいて、グラディウス連邦は最後の“賭け”に出る。最後の大規模反攻作戦を決行。その隙をついてビックバイパー部隊をバクテリアンの本拠地と思われる暗黒運河へ潜入。ブレーンに対して奇襲をかけるという作戦だ。

再び超時空ファイタービックバイパーが発進。全宇宙の運命を賭け、果てしない闇の彼方へと今、飛び立つ…。大空に舞う数多のその勇姿を全兵士が見守る。希望という名の奇跡を信じて。

『グラディウスIII 伝説から神話へ』ダイジェスト

『グラディウスIII 伝説から神話へ』の魅力

前作『グラディウスII GOFERの野望』のような優等生な作品ではありません。クセが強いんです。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』に対しての『Q』、『無敵超人ザンボット3』に対しての『無敵鋼人ダイターン3』、『ダークナイト』に対しての『ダークナイトライジング』みたいなところがあって。前作と同じ方向性では前作超えができないから路線を少し変えた作品だと思います。

俺の個人的な見解を述べさせていただくと、『グラディウスIII 伝説から神話へ』の魅力は「最終決戦を描いた」というところなんですよ。

ウェポンセレクトで選べる武器がイマイチ使い勝手が悪いとか、パワーカプセルの出現量が少ないという欠点はあります。しかし、戦争の最終局面ですからね。すでに基地に残っているのは、ちょっと問題があって、これまで使っていなかった武器ばかりという解釈はどうでしょうか。パワーカプセルが少ないことについても、バクテリアンによるエネルギー兵糧攻めという解釈もできます。当たり判定がおかしいことは問題ですが、敵はダークフォースという超大規模な理不尽兵器を使っているわけですから、宇宙の法則が乱れちゃってもおかしくないでしょう。

最終決戦ですから。消耗しまくって疲弊しまくった上での戦いですから。前作『グラディウスII GOFERの野望』の時のように、物資も豊か、士気も高い状態での戦いじゃないんですよ。ジリ貧もいいところ。それでも過去最大級に苛烈な敵の攻撃をかいくぐらなければならないのが、『グラディウスIII 伝説から神話へ』だと俺は思うんですね。

足りない分は、兵士の努力と根性で補うしかないわけですよ。とにかく弾をぶっ放せば処理落ちになって画面の動きが遅くなるというのも、兵士たちのアドレナリンが噴き出して時間がゆっくり動いているように見えるんですよ。そういう解釈をしてみたら、なんかメラメラと燃えてきませんか。『グラディウスII GOFERの野望』では、この感覚は味わえないんですよ。これが、『グラディウスIII 伝説から神話へ』の真の魅力だと思っているのです。

レトロゲームとしての『グラディウスIII 伝説から神話へ』

『グラディウスIII 伝説から神話へ』を本気で楽しむためには、これまでのシリーズをプレイしてみたほうがいい気がします。そうしたら気がつくと思うのです。本作がグラディウス愛にあふれているということに。

先ほどグラディウスのこれまでの攻略パターンにはまらないように意図的にはずしてきているという話をしましたが、ゲームとしてのエッセンスはグラディウスなんですよ。グラディウスのグラディウスたる構成要素が見事に詰まっていて、それでいて、焼き直しのような古臭さを感じさせない、新しいことにも挑戦している。『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』がこれまでのドラキュラシリーズの総決算的なことをやっているのですが、『グラディウスIII 伝説から神話へ』もそういうところがあって。何よりもグラディウスであることを貫いたというところが、あらためて凄いと思いました。

これは、『パロディウスだ!』『極上パロディウス』『セクシーパロディウス』『グラディウスIV』『グラディウス外伝』『グラディウスV』『オトメディウス』などをプレイしてみると、『グラディウスIII 伝説から神話へ』がどこまでもグラディウスだったということを強く感じられますよ。

そういう意味で、心に引っかかる何とも言えない魅力を持っている作品なんだよなと思います。

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