【良作発掘】『グラディウス外伝』(PS1)――MSX版グラディウスシリーズの精神がプレイステーションで復活したような作品なのかも!?

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こんにちは、レトロゲームレイダー/ジョーンズです!
今回発掘した作品は、コナミから1997年8月にプレイステーション1用シューティングゲームとして発売された『グラディウス外伝』。発売された当時は、プレイテーションで数多くのポリゴンを用いた良質ゲームが発売されていたため、従来のグラディウスシリーズの伝統に則った2Dシューティングとして発売された本作は、「なんで今ごろグラディウス!?」くらいの目に見られていたと記憶しています。しかし、後にアーケードで『グラディウスIV 復活』がリリースされると「あれっ、外伝のほうが良くない?」と再評価されることとなりました。そんな『グラディウス外伝』とはどんな作品だったのか。

さあ、今宵も、歴史に埋もれし、レトロゲームの魅力を掘り起こしていこう――。

『グラディウス外伝』(PS1)とは

『グラディウス外伝』(PS1)とは、『グラディウスIII 伝説から神話へ』でアーケード版グラディウスシリーズ本編が一旦完結した後に作られた家庭用オリジナルシューティングゲームです。アーケード版グラディウスシリーズは、『極上パロディウス』である意味一つの到達点を迎えているのですが、本作は『パロディウスだ!』『極上パロディウス』で開拓された点・成功した点を活かし、「外伝」とは銘打っているものの、新作グラディウスを作ろうとした作品だと俺は推測しています。

ゲームシステムは基本的には『グラディウス』を踏襲。しかし、『沙羅曼蛇』のように2人同時プレイが可能であり、『ライフフォース』のようにパワーカプセルを用いたゲージ制のパワーアップという仕様です。『パロディウスだ!』『極上パロディウス』のように、スタート時に自機をセレクトすることが出来、本作で使える自機はシリーズでお馴染みの「ビックバイパー」「ロードブリティッシュ」のほか、新型戦闘機として「ジェイドナイト」「ファルシオンβ」の4機体。それぞれの機体は兵装が異なっており、特に「ジェイドナイト」「ファルシオンβ」はパロディウスシリーズでも見なかった特長的&癖のある兵器となっていて新鮮です。また、バリアのタイプも、『グラディウス』の「バリア」、『沙羅曼蛇』の「フォースフィールド」の他、「ガード」「リミット」という新しいバリアも選択可能に。さらに、パワーゲージの順番も自由に変更できるようになっており、『グラディウスIII 伝説から神話へ』以上のエディット機能の拡充により、家庭用ゲームらしくやり込み要素が満載となっています。

ステージは、雪原ステージ、スクラップステージ、水晶ステージ、モアイステージ、細胞ステージ、植物ステージ、ブラックホールステージ…など、これまでのグラディウスシリーズの伝統に則ったものだけでなく、初めて見るステージが勢揃い。しかも、それぞれのステージには新規アイデアの敵攻撃やギミックが散りばめられており、これが本作以降にリリースされるグラディウスシリーズの「上辺だけなぞった敵攻撃やギミック」とは大きく異なり、オリジナル要素を入れて一歩進めた感があるものでした。

しかし、良いところばかりではありません。ステージボスのデザインや攻撃方法の一部は、オリジナル要素が強すぎて「これってグラディウス?」と困惑する箇所も。「いろいろな意味で挑戦しまくった新作グラディウス」というのが、俺の『グラディウス外伝』の解釈になります。

『グラディウス外伝』(PS1)のストーリー

第3次バクテリアン戦役において、バクテリアン星団の中枢を破壊、その殲滅に成功した惑星グラディウス宇宙軍は長きにわたるバクテリアンの侵略の脅威から解放されることとなった。

そして、数百周期の時が流れる。

長き平和の中で、飛躍的な発展と進歩を遂げた文明により、かつてない繁栄の時を迎えていた惑星グラディウスだったが、悪夢は突然現れた。バクテリアン戦役以前から「闇の宙域」として恐れられ、近づくことを禁じられていた暗黒星雲に向かった探査船が消息を絶ったのだ。それを皮切りに、付近の植民惑星やコロニーが次々と正体不明の何者かの攻撃を受け、壊滅的な被害を受けることとなった。何が起きているのか。グラディウス宇宙軍はすぐさま調査・防衛にあたるものの、長い平和の中で戦いを忘れつつあったグラディウス軍は、各所で敗走につぐ敗走を重ね、ついにグラディウス本星にその魔の手が届くところまで、正体不明の敵の進撃を許してしまう。

ここにいたり、グラディウス軍司令部は最後の賭けに出た。敵の発生源であり侵略拠点でもある暗黒星雲中心部に対して、最新鋭超時空戦闘機4機による奇襲作戦を発動したのである。惑星グラディウスの命運を担い、4つの翼が今、銀河の深淵に向けて飛び立った。

『グラディウス外伝』(PS1)のスクリーンショット

『グラディウス外伝』(PS1)の魅力

あくまでも個人的な感想なのですが。『グラディウス外伝』には、MSX版グラディウスシリーズの匂いがします。

MSX版グラディウスシリーズとは、『グラディウス』『グラディウス2』『沙羅曼蛇』『ゴーファーの野望 エピソードII』の全4作のことを指します。タイトルだけを見るとアーケード版の移植に思われがちですが、それは『グラディウス』だけで、残りの3作はMSX版オリジナル作品です。そもそもMSX1というパソコンは、アーケード版『グラディウス』を移植できるような高性能ではなかったのですが、コナミのMSX版開発チームの高い技術力と、「足りない部分はアイデアでカバーだ!」的発想で、オリジナル作品を作ってしまっていました。そのアイデアは「こんなのグラディウスじゃねえ!」と言われても仕方がないレベルのものも多数ありましたが、ゲーム的な完成度の高さにより「これもグラディウスだ!」という説得力を創っていたのです。

『グラディウス外伝』には、MSX版グラディウスシリーズの精神を感じます。自機選択は『ゴーファーの野望 エピソードII』にもありましたし、ステージアイデアには『グラディウス2』『沙羅曼蛇』『ゴーファーの野望 エピソードII』にあったものもあります。オマージュなのかどうかの真偽は分かりませんが、「挑戦」を感じるグラディウスなのは確かです。一方で後発の『グラディウスIV 復活』はもろもろの事情で正反対とも言える「伝統」を選び、本作と作風がガラリと変わったわけで。どちらが正義というのは個人によって答えが違うところだと思いますが、対比して違いを楽しむのもレトロゲームならではの遊びかたかなぁと思います。

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