
こんにちは、レトロゲームレイダー/ジョーンズです!
今回発掘した作品は、1986年12月にコナミから発売されたファミコンディスクシステム用ソフト『謎の壁 ブロックくずし』。タイトルの通りゲームジャンルはタイトーの『アルカノイド』とおなじ「ブロックくずし」となっています。
今回も、歴史に埋もれし、レトロゲームの魅力を掘り起こしていこう――。
『謎の壁 ブロックくずし』とは、どんなゲーム?

よくある「ブロックくずし」です。プレーヤーが操作するのは画面下に見える「バー」で、壁やブロックにぶつかると跳ね返ってくる「玉」を打ち返して、画面上のすべてのブロックを破壊するとステージにクリアになります。
このゲームは4つの「ゾーン」に分かれていて、それぞれのゾーンは11ステージ構成。さらに裏面が10ステージ用意されており、合計80ステージ遊ぶことができるお得な感じです。
「ブロックくずし」といえば、タイトーの『アルカノイド』が超有名ですが、本作はタイトーがファミコンに『アルカノイド』を移植する前に、ちゃっかりと発売している点には注目するべきポイントです(笑)。
『謎の壁 ブロックくずし』のストーリーとは?

西暦30XX年、地球からはるか遠くにある惑星セリムにて、地球人は巨大コンピュータによる生命維持装置を開発。そして、多くの地球人が惑星セリムに移り住んでいた。
あるとき、惑星セリムの資源を狙う異星人によって、コンピュータの自爆装置を起動させられる事件が発生。これを解除するには、コンピュータの入力装置に、ある14文字のキーワードを打ち込まなければならない。
プレイヤーは惑星を救うため、戦闘機「レッドファイター」に乗り込み、コンピュータの内部に潜入。コンピューターの防衛システムと対峙しながら、それぞれのゾーンに隠されたキーワードを探し出すのだ。
待ち受けるゾーンとは?
第1のゾーン「キューブリックゾーン」

最初のゾーンというだけあって、比較的カンタンに進んでいくことができる。キーワードはステージを構成する横のハイプに玉を当てると出てくることが多い。
第2のゾーン「ミラーゾーン」

ステージが長方形ではなく、やや形を変えてくるミラーゾーン。キーワードはステージ横に配置されているミラー(クリスタル?)を当てて破壊すると出てくる。結構難しくなってくる。
第3のゾーン「チューブゾーン」

斜めの角度の地形が出てくる。これによって、玉の反射が読みにくくなってくるので注意。ステージも嫌らしくなってきて、狙った角度で反射させないとクリアできなくなってくる。
第4のゾーン「ファイナルゾーン」

これまでのステージに学習したことをすべて活かせていかないとクリアできない最終ゾーン。知恵とスキルの総力戦でのぞもう!
『謎の壁 ブロックくずし』の魅力

良い意味でも悪い意味でもステレオタイプの「昔のゲーム」という風味が、本作の魅力だと俺は思います。画像を見てなんとなく察している方もいらっしゃるかと思いますが、前述したストーリーに対して、出てくる敵がヘンなんですよ。目玉とか、唇とか、ラッコとか、ゴジラに似た怪獣のコナゴンとか。惑星セリムとか、生命維持装置とか、あのへんの世界観とまったく合っていませんからね。
あと、BGMがほとんどありません。ゲームプレイ時間の大半を、「カーン」とか、「ピーン」とか、玉が壁やブロックに当たる音だけ聞いて過ごすことになります。でも、それがいいんですよ。
俺の場合ですが、ブロックくずしって、仕事が終わって家に帰って、何も考えない時間でプレイするのに向いていると思っていて(シューティングも同じ)。いや、実際には脳は動いているんだろうけど、情報処理をセーフモードにしているというか、前のめりにゲームやりたくない時にぴったりな感じなんですよ。
このゲームは、敵を倒すとアイテムが出てきて、飛んで行ってブロックを破壊してくれるリモコンミサイルだったり、散弾を発射して敵を倒してくれたり、玉が2つに増えたりと、アイテムによってクリアがすごくラクになります。なので、アイテムは取って使いまくりましょう。
反対に厄介なのが、隠れキャラの「コナミマン」です。これは取ってしまうと、強制的にステージクリアと見せかけて、難易度の高い裏面に自機を誘い込んできます。裏面はガチで難しいのでオススメしません。別のいい方をすると、慣れた人にはいい手ごたえのステージが揃っています。
キーワードとは?
キーワードは、1ステージにアルファベット1文字だけ出てくるのですが、出てくるステージと出てこないステージがあるので、仮に見つけたとしても14文字合わせた単語として理解するのが難しいんですね。なので、答えをここに書いておきます。見たくない人はスクロールしないでください。
キーワード
「MERRY CHRISTMAS」
最後に
ファミコンディスクシステム用ソフトで、バーチャルコンソールなどに移植もされていないので今プレイするのは難易度が高いのですが、古き良きコナミの匂いがプンプンする一作として、条件付きでオススメの1本です。
この作品で遊ぶ方法
このゲームの音楽を楽しむ
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