『ナムコミュージアムvol.2』(PSP)とは
ご存じ、往年のナムコ名作アーケード作品が数作品が収録されているゲームです。本作に収録されているのは、
『キング&バルーン』
『ボスコニアン』
『ゼビウス』
『マッピー』
『ドルアーガの塔』
『グロブダー』
『ドラゴンバスター』
『ディグダグII』
『モトス』
『ローリングサンダー』
『ドラゴンスピリット』
『モトス アレンジメント』
『パックマン アレンジメントプラス』
…の13作品となっています。
収録作品は前作PSP版『ナムコミュージアム』の11作品に比べると2作品増えていますが、向こうが新作アレジメント4作品+旧作7作品収録だったのに対し、今回は新作アレンジメント2作品+旧作11作品という構成であり、お得なのか、買い損なのか、人によって評価が分かれそうでもあります。かくいう俺も、最初は「vol.2はハズレかな…」と思っていました。しかし、いざ遊んでみると、「そんなことはない!お宝の山やんけ!」と思い直したのです。
今、息子がプログラミングを趣味でやっているのですが、ナムコのアーケード作品から学べることはたくさんあるんですよね。ナムコのアーケード作品には、見た目はシンプルでも面白さの本質をついたアイデアが詰まっていることがよく分かりました。そんなわけで、今回のおすすめポイントでは、各作品の簡単な紹介をさせていただきたいと思います。
『キング&バルーン』

『ギャラクシアン』の亜種といえる作品。上空にいる敵を倒すことが目的ですが、敵に前線を突破されてしまうと、後方にいる王様にバルーンがつけられてしまい、さらわれてしまうところが特徴。さらわれても、途中でバルーンを撃破して王様を救助できればOK。攻防の駆け引きが新しい面白さを生み出していると思う。
『ボスコニアン』

見た目はすごく地味なんだけど、遊んでみるとスペースロマンが広がっていく作品。画面右にあるMAP情報をもとに、敵の前線基地を破壊することが目的。MAPばかりを見ていると、宇宙空間に配置された機雷にぶつかってしまうので注意。『ラリーX』のスペース版とか、『スターラスター』の2D版といった感じかな。
『ゼビウス』

言わずと知れた名作シューティング。今のシューティングゲームに比べると、派手さはまったくないのですが、敵を駆逐しながら先に先に進んでいくことが面白い。そこに点数稼ぎという要素が入ると、より難しくより面白くなるところが「沼」。進んでやりたいとは思わないけど、やり始めるとついついやり続けてしまう。
『マッピー』

ニャームコ一味に盗まれた2つセットの宝物をすべて回収することが目的のアクションゲーム。階の移動は、耐久性に限度があるトランポリンを使用。とりあえず逃げて逃げて逃げまくり、追い詰められたらドアをつかって敵を撃退するという攻守の逆転がカタルシスを生んでいる。ドット絵でカワイイを作れることも学びのポイント。
『ドルアーガの塔』

60階建てのドルアーガの塔を攻略して、悪魔ドルアーガの討伐と恋人であるカイの救出を目的としたアクションRPG。パッと見は似たようなステージが延々と続くのでゲーム展開もそうかというと違っていて、各階で現れるモンスターとの戦いやアイテム出現によってプレーヤーならではのドラマが生まれるようになっている。
『グロブダー』

画面だけ見ると全然面白そうじゃないんだけど、プレイしてみると面白いという見た目で損をしているゲーム。フィールド上に存在する敵戦車と砲台を自軍戦車を操って破壊することが目的。ゲーム中に存在する障害物を上手く利用し、敵の背後から攻撃。サバイバルゲームの2D版といった感じで、操作も重要だが戦略性も求められ、長く遊んでいられる。
『ドラゴンバスター』

竜退治をテーマにしたアクションゲーム。見た目はかわいいが、結構、敵の挙動を見て、適切な動きをしなければやられるという、死と隣り合わせの戦いを味わえる。見た目以上に主人公のアクションパターンは多く、ルームガーター(部屋を守るもの)との戦いは、『源平討魔伝』っぽくもあり、『リンクの冒険』も影響を受けているのではないかと勝手に予想。
『ディグダグII』

今度は、地面崩しだ。島のようなマップにあらかじめ埋め込まれている杭を押すと地面に亀裂を入れることができ、上手く地面を崩して敵を倒せばOK。前作同様に敵を膨らませる攻撃も可能だが、一網打尽にできる爽快感がアップ。上手く敵を鳳翼地点に誘導し、一気に倒していく爽快感は格別だ。
『モトス』

画面だけを見ると何をやるゲームだがさっぱり分からないと思うが、敵に体当たりして、はじいて、マップの外に追い出すだけのゲーム。本当にそれだけのシンプルなゲームなのだが、敵の編隊やアイテム効果が加わってくると、まるで違ったプレイが要求され、意外と飽きない。『イース』の半キャラずらしをずっと敵に対してやりつづけるようなプレイ感覚。
『ローリングサンダー』

たぶん、『007』シリーズなどのスパイ映画と『ルパン三世』を掛け合わせて作った世界観だと思う。敵をどんどん倒していくだけではなく、適当にやり過ごしていくことも求められるスパイアクション。音楽がとても渋くカッコイイ。女性エージェントが敵に捕まり、どんどん脱がされていったり、主人公の名前がアルバトロスだったり、なんというか、やっぱり『ルパン三世』を感じる。
『ドラゴンスピリット』

ロマンシング・シューティングゲーム(笑)。『ゼビウス』同様に、地上と空中の敵を分けて攻撃していくタイプの縦スクロールシューティング。自機を生身のドラゴンにしたことで発生するダメージを受けた時に感じる痛みのほか、パワーアップによるインフレ感、美しい世界観など、描きたいこと、見せかたを工夫すれば、まだまだ表現できることが多いことを教えてくれたような作品。
『モトス アレンジメント』

『モトス』のアレンジバージョン。かなり分かりやすく、遊びやすくなっています。難易度もやや押さえめになっており、レベルデザインの一新。いいアレンジです。
『パックマン アレンジメントプラス』

PSP版『ナムコミュージアム』に収録されていた『パックマン アレンジメント』のパワーアップ版。最初のほうしかプレイできていないのでくわしいことは分かりませんが、ステージデザインやBGMの変更がメインで大きいところは変わっていないと思われます。
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