【PSストアのオススメ】『イース ナピシュテムの匣』(PSP)――『V』のシステムをパワーアップ!『III』『IV』の伏線が解決するシリーズ集大成!

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『イース ナピシュテムの匣』(PSP)とは

2003年にパソコンで発売された『イースVI ナピシュテムの匣』の移植作品です。『イースVI ナピシュテムの匣』は、スーパーファミコンで発売され、鳴かず飛ばずだった『イースV 失われた砂の都ケフィン』で一新されたゲームシステムを昇華し、イースらしいスビード感と爽快感を併せ持ったアクションRPGに生まれ変わらせました。これまでのシリーズ作品と違い、冒険のフィールドはすべてポリゴンで形成されており、それにより、これまでのシリーズでは表現できなかったアングルやステージ構成を実現。イースシリーズの新しいはじまりを予感させる傑作でした。PSPでの販売においては、シリーズ作品であることが強調されると販売数に影響すると判断されたのか、『VI』の表記がタイトルから消されています。

おすすめポイント

『イースVI ナピシュテムの匣』では、アトラス洋を遥か西『カナンの大渦』の中にあるカナン諸島を舞台にした冒険がくり広げられます。このカナン諸島は、長年、外界からの侵入を阻んでいる謎の海域であり、実は失われたと言われている有翼人の文明の跡が残っている場所でもあったのです。くわしいネタバレは避けますが、『イースI』『イースII』に出てきたフィーナとレアの正体、『イースIII』のラスボス・ガルパランはどこからやってきたのか、『イースIV』で存在が明らかになった有翼人の謎が解き明かされ、『イースV』に出てきた盗賊少女テラが美しく成長して再登場するなど、シリーズの集大成といえる内容です。

PSP版は、実はロード回数が長い、という欠点があります。どれくらい回数が多いかというと、町の中に入る、町の中にある建物に入るたびに、「LOADING」と表示されるくらいです。ロード時間は1~2秒なので、「LOADING」と表示されなければ気にならないのですが、表示されるためイライラします。これ、UMD版だとロードの度にPSP本体からシャーッと読み込み音が鳴るのですが、ダウンロード版はそれがありません。これが結構快適です。

イースシリーズは、この『イース ナピシュテムの匣』で一区切りがつき、次回作『イースSeven』からアドルだけでなく、仲間たちと戦うパーティアクションRPGとして進化していきます。そういう意味では、家庭用ゲーム機で遊べるイースシリーズとして押さえておいてもいいのではないかと思います。描きこまれたグラフィック、爽快感のある戦闘、大迫力のボス戦、全編にわたるイース系ミュージック。価格分の価値がある作品だと思います。

スクリーンショット

ジョーンズ
ジョーンズ

パッと見だと気がつきませんが、『フェルガナの誓い』よりもキャラクターグラフィックが大きいため、画面は綺麗なのですが、広いフィールドを冒険している感じはしないかも。これはPC版とPS2版でも遊んでいるからこその感想かもしれませんが。今回、この記事を書くために1時間ほど遊んだのですが、やっぱり面白いですよ、イースは。

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