『リッジレーサー(PS版)』――「走る快感」ってものをリッジに攻めて攻めまくった第一作目。

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こんにちは、レトロゲームレイダー/ジョーンズです。
今回発掘した作品は、ナムコが1994年12月3日にプレイステーションの本体同時ソフトとして発表したローンチタイトル『リッジレーサー』。前年のアーケード版『リッジレーサー』と『リッジレーサー2』の要素を組み込んだ家庭用移植作品です。

さあ、今宵も、歴史に埋もれし、レトロゲームの魅力を掘り起こしていこう――。

リッジレーサーとは、走る快感の追求

歳は取りたくないものです。プレイステーション1が発売された1994年12月3日が25年前のことなんて信じたくない今日この頃。いや、オッサンの昔語りをしたいわけじゃないのですが、『リッジレーサー』と出会った時の衝撃はこのゲームの本質そのものを表していると思うのです。

『リッジレーサー』は、まさに「走る快感」を追求した作品でした。

とにかく動かしていて気持ちがいい。動かしてみれば面白さが伝わる。そんなシンプルな作品だったと思います。だからこそ、プレイステーションのローンチタイトルにも適任。「すごいゲーム機が現れた」というプレイステーションのブランディングにはぴったりだったのではないでしょうか。
 

『リッジレーサー』はドライビングのリアリティを追求した作品ではありません。かなり挙動が誇張された作りになっています。本作の売りであるドリフト走行がまさにそれ。カーブにさしかかったら、ステアリングをきって、一度アクセルを離して、すぐに踏み直す。ギャギャギャ…とタイヤをこすりつつ、景色が横滑りしながら車体を元に戻して、スピードを殺さずに曲がり切る、まるで映画のようなドリフトがバチッと決まる。現実はこうはいかない。タイヤへの負担がかかりすぎるし、そんなにすべることもない。だが、これでいいのだ。だってゲームなんだもん。映画で出てくる主人公のスパイがカーチェイスを体感できる。それが『リッジレーサー』の魅力です。
 

プレイステーションでも『リッジレーサーレボリューション』『レイジレーサー』『リッジレーサータイプ4』と4作が出ており、その後のハードでもリッジレーサーシリーズは出ています。しかし、俺は1作目を推します。なぜか。それは、シンプルに走ることに集中できるからです。

言い方を変えれば、「ゲームが古くて、やり込み要素が少ないだけ」とも言えるでしょう。しかし、ゲームとは与えられた項目をプレイしたり、トロフィーコンプをするため以外にものめりこんでいいはず。ただ走る。前回よりも速く走るためだけに何度でもやり直す。やり込み要素が他にない分、その一点だけに集中できるのが、このプレイステーション版『リッジレーサー』なんです。
 

車体が増えていく、コースが増えていく、といった隠し要素はあるものの、それもすべて「走る」ことを楽しむための追加要素。俺みたいなオッサンになると、シンプルなゲームが時に無性にやりたくなるのです。歳なのかもしれないけど、ルーティンな行動が癒しになるというかね。世の中は、VUCAと呼ばれる時代に突入していて、変動して、確実性がなく、複雑で曖昧。そんなビジネスシーンに長時間身を置いていると、ルーティン作業に癒されるんですよ、割とマジで。気がつくと、ずっと『リッジレーサー』をやっていたりします。

細江慎治さん、佐宗綾子さん、佐野信義さんらによるリッジサウンドも最高です。癒されたいときにプレイするゲームの1つとして、俺は『リッジレーサー』をオススメします。

※記事内の画像は、ライティング時にソフトが見つからなかったので、『R4 リッジレーサータイプ4』の特典ディスク版『リッジレーサーハイスペックバージョン』を使用しています。
 

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