『リッジレーサーレボリューション』――ライバルを追い抜く快感がリッジだぜ!

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こんにちは、レトロゲームレイダー/ジョーンズです。
今回発掘した作品は、ナムコが1995年12月3日にプレイステーション用レーシングゲームとして発売した『リッジレーサーレボリューション』。12月3日(123)でピンときた方もいらっしゃると思いますが、初代プレイステーションの発売日に同時リリースされた前作『リッジレーサー』の、ちょうど1年後に発売された続編です。

さあ、今宵も、歴史に埋もれし、レトロゲームの魅力を掘り起こしていこう――。

『リッジレーサーレボリューション』の魅力

前作『リッジレーサー (PS版) 』の記事(↑のやつ)で、「走る面白さを追求するシンプルさが最高!」といった趣旨のことを書きました。では、この続編の魅力は何なのか。俺は、記事タイトルに書いた通り、「ライバル車を追い抜く快感がたまんねえレースゲーム」と推したいです。
 

こちらの画面(↑)を見てください。前作『リッジレーサー』と大きく異なる点があります。背景が違う?たしかに違うんだけどそこじゃない。コースが違う?たしかにコースも違うんだけどそこでもないっす。答えは、1画面内にライバル車が複数映りこんでいるというところです。

どういうことか。 前作『リッジレーサー』 は、おそらくポリゴン描画とライバル車の動きをプレイステーション上で表現する技術的な問題だと思うのですが、基本的に複数のライバル車との複数台でルートを奪い合うようなデッドヒートはありませんでした。いや、なくはないように演出されていたのですが、1台ずつ追い抜いていく…という見せ方をしていたんですね。俺は、1画面に表示できるポリゴン数とライバル車の挙動の計算の調整って、1994年時点でできなくはないけど調整に時間がかかる代物で、初代プレイステーションのローンチに間に合わせるのは難しかったので見送った…と読んでいるのですが。まあ、とにかく、本作『リッジレーサーレボリューション』では、1画面上で複数のライバル車が登場し、熾烈なベストルートの奪い合いができるようになりました。

これは、アーケード版『リッジレーサー2』の影響を大きく受けていると思います。 アーケード版『リッジレーサー2』 は対戦筐体が作られ、他のプレーヤーやCPUとの「対戦」が意識された続編だったからです。ちょっと話がズレますが、ドリフトの挙動もリッジならではの嘘ドリフト(誉め言葉)になったのは『リッジレーサー2』からであり、見方によってはシリーズが始まったのは『リッジレーサー2』から、と言えなくもありません。

で、『リッジレーサーリボリューション』ですが、BGMはすべて アーケード版『リッジレーサー2』 からの流用となっています。コース選択画面で流れる「Welcome RR」のコール「リッジレーサー、トゥー!」は「トゥー!」のところがカットされて使われています。そうそう、そして、 『リッジレーサーリボリューション』 といえば、プレイステーション通信ケーブルを使った対戦ができる点も特長です。
 


これは、自宅にテレビ2台を横に置いて、2台のプレイステーションをケーブルでつないで対戦ができる…というもの。「どこの世界に、リビングにテレビ2台が横に並んでいて、3万円台のゲームハードを2台と同じソフトを2つ買うブルジュアがいるんだ」という感想を抱かれた方は一般市民として正しい金銭感覚の持ち主だと思います。しかし、レトロゲームを漁っていくと、時々、メーカーが乱心したとしか思えない仕様やオプション装備で出会うことがあったりして、それもレトロゲームディグの楽しみの1つだったりします。

ちなみに、この通信ケーブルはそんなに流行りませんでした。が、通信ケーブルを使った対戦時のときだけ、 アーケード版『リッジレーサー2』 同様に対戦者待ち画面にドットで描かれたレースクインーンのお姉さんが登場するので、彼女を見たさに上記のセットを買う者もいたりするわけで。本当にニンゲンって面白いですね。そのレースクイーンは昔の実写系脱衣麻雀ゲームみたいな画風で描かれていましたよ、たしか。
 

というわけで、前作『リッジレーサー』が、どちらかというとコンマ1秒でも前回より速くという自分との戦いにスポットが当てられていた作品とするならば、本作『リッジレーサーレボリューション』は、ライバルたちに勝っていく戦いにスポットが当てられた作品といえるでしょう。その証が、本作より実装されたバックミラーです。

これは、自車の後ろの様子が確認できるというものですが、主に後方にいるライバル車に追い抜かれないようブロックするときに使用します。対戦を意識して作られたアーケード版『リッジレーサー2』もこのバックミラーが採用されていることからも、 『リッジレーサーレボリューション』 が対戦を意識した作品であることは間違いありません。

でも、初代プレイステーションのハードスペック、そして当時の家庭用テレビの解像度では、1台のプレイステーションで画面を2分割にしての対戦は不可能でした。その苦肉の策が、さきほど紹介した通信ケーブルを使った対戦モードだったのだと思います。当時、プレイステーションは2年目に突入したばかりのハードであり、「今までのゲーム機と違ってこんなこともできるよ!」というアピール目的もあったのかもしれませんね。

ちょっとマニアック視点での 『リッジレーサーレボリューション』 の楽しみ方

散々書いてきているように、『リッジレーサーレボリューション』はアーケード版『リッジレーサー2』をベースに、対戦レースゲームとしての面白さを追求した作品です。「コンマ1秒でも速く」とストイックにプレイしてもいいし、「とりあえずライバルに勝つ」だけのプレイでもいい。ライトユーザーに向けてレースゲームの敷居を下げた作品だったと思います。

少しマニアックなことを書くと、アーケード版『リッジレーサー2』ってコースは初代と同じなんです。でも、『リッジレーサーレボリューション』は本作オリジナルコースなんですね。初級、中級、上級と3つのコースがあるのですが、すべて家庭用オリジナルなわけで。つまり、何が言いたいかというと、アーケード版『リッジレーサー2』のシステムをベースに、もう半歩次のステージに突入した 『リッジレーサー2.5』といえる作品という解釈もできるわけです。
 

さらにさらに、マニアックな本作の楽しみ方をご紹介すると、「前作『リッジレーサー(PS版)』からの進化を楽しむ」 というのがあります。画面がすごくキレイになっているんですよ、本作は。でも、これはポリゴンの使い方やテクスチャの描きかたの技術向上だと思っていて。要は、「1年経ってポリゴンの使い方にすげえ慣れた感」が作品全体に漂っています。これがですね、いいんですよ(はぁはぁ)。

ロード画面で遊べるゲームは『ギャラガ’88』に。すべて敵を倒すとイイコトが…!
太陽の光がさんさんと照らしてくるといった演出も!
レース開始前のロード画面では選んだ車種が映るという演出も!
レースクイーンのお姉さんもきれいになりました!
中級コースは途中まで初級と同じなのですが、急に変わります。
ドライバーを地獄にいざなうと噂される「魔の平八カーブ」
高低差のあるコースに感動したりもしましたね

前作のパワーアップバージョンとしての続編なのですが、前作とはアプローチを変えてきているため、前作は前作で、本作は本作として遊べるのが、プレイステーション1における『リッジレーサー』と『リッジレーサーレボリューション』です。PS3、PSP、PSVITAではゲームアーカイブで気軽に購入できるので、あまりアタマを使わずに遊べるゲームを探しているのなら、『リッジレーサーレボリューション』はいいポジションのゲームだと思います。

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