
こんにちは、レトロゲームレイダー/ジョーンズです。
6月3日、セガは往年の携帯ゲーム機『ゲームギア』を手にひらに収まるサイズで再現した『ゲームギアミクロ』を発表しました。4色のボディーにそれぞれ異なる4つのゲームを収録した「遊べるマスコット」とのこと。価格は各4980円(税別)です。
第一報を聞いた時の俺の感想はこちらでした。
常識的に考えて、画面は見づらいし、ボタンもおしづらいのは明白なわけです。『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ』でさえ、大変だったわけですから。なので、当初は「買わないかなー」という感想を持っていました。
ここからは俺の推測です。
ただですね。これは「ファンマーケティング」だと思ったんですよ。ファンマーケティングというのは、一部の熱狂的なファンに向けて行なうマーケティングアクションのこと。新型コロナウィルスでも明確になった通り、ファンがいる店・いない店が生死を分けるくらいファンの存在は、現在、ビジネスにおいて重要視されています。
俺は以前、本業の方でセガに取材させていただいたことがあるのですが、その時も「ファンを大切にする」「ファンの期待を裏切らない」ということを昔から大切にしているとおっしゃっていました。アーケードゲームの移植を新しいハードごとに行なっていたのはそういうことだったらしいんですよね。
何が言いたいのかというと、『ゲームギアミクロ』は「熱狂的なセガファンのために作られた製品である」ということです。
『ゲームギアミクロ』は、『メガドライブミニ』のように誰でも遊べるゲームハードを目指しているのではなく、「遊べはするけど遊ばなくてもいい。持っているだけでファンが満足するアイテム」として作られている商品だと思うんですね。熱狂的なファンの「よくぞ、こういう商品を作ってくれた!」に応える商品なんだと思います。
『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ』や『メガドライブミニ』は、遊べるミニゲームハードという特性もありますが、インテリアとして愛でるという特性もあったわけです。ああいったハードを購入した後にリサイクルショップに売りに出さず、ずっと所有しているような人が、『ゲームギアミクロ』が狙っているターゲット層だと思うんですよ。プレミアムバンダイのラインナップも近いかもしれません。
つまり、ここからが大事な話になるのですが、
生産数は絶対的に少ないはずなんです。売れ残って値下げして売られていたりすると、ファンマーケティングとしてはイメージダウンになるので。売り切れ続出で、後で市場価格が上がるくらいのほうが「でも俺は持っている」と熱狂的なファンの満足度を高められるので良いのです。品切れが早すぎるとそれはそれでマイナスイメージがつくので、数量の見極めが難しいと思うのですが、生産数は絶対に少ないです。
あくまでも俺の推測ではあるのですが、「遊べるマスコット」の意味はこういうことなんじゃないかと思いました。なので、「遊べないよなー、これでは」と思って購入を控えていた人で、この記事を読んで「それならアリだ!」と思った方は、在庫があるうちに早めに購入しておいたほうがいいと思いますよ。

ブログランキングに登録しています。この記事を読んで「面白い!」「応援したい!」と思ってくださった方は、下記の2つのバナーをそれぞれクリック(外窓が開きます)してくださると、更新がんばる気が湧いてくるのでうれしいです!







=注意=
この記事に使われているゲーム画面やゲーム音楽の著作権はすべて権利者にあります。当ブログは権利者の温情によって使わせていただいている立場ですので、権利者から削除要請があった際には迅速に対応いたします。