【名作発掘】『ソルジャーブレイド』――ついに見せたハドソンの本気!PCエンジンキャラバンシューティング最終形態にして最高傑作!

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こんにちは、レトロゲームレイダー/ジョーンズです。

今回発掘した作品は、ハドソンが1992年7月10日に発売したPCエンジン用シューティングゲーム『ソルジャーブレイド』。第8回全国キャラバン公式ソフトにして、ようやくたどり着いたPCエンジンキャラバンシューティングの到達点といえる熱さ&面白さのある作品です。

さあ、今宵も、歴史に埋もれし、レトロゲームの魅力を掘り起こしていこう――。

『ソルジャーブレイド』ってこんなゲーム

ひと言でいえば、ファミコンで出た『スターソルジャー』の熱さ、爽快感の“その先”を見せてくれた作品だったと思います。

誤解のないように行っておきますが、PCエンジンのキャラバンシューティングはどれも面白いし出来がいいです。しかし、『スターソルジャー』の面白さとは違いました。『ガンヘッド』はコンパイル、『スーパースターソルジャー』はカネコ、『ファイナルソルジャー』はナウプロダクションと、これまでキャラバンシューティングはデベロッパーに開発を任せてきましたが、本作ではついにハドソン自らが開発。自らの手で「キャラバンシューティングって、こうだぜ!」と示すかのように作られた本作は、多くのキャラバン戦士たちを唸らせる完成度だったのです。

『ソルジャーブレイド』のストーリー

21世紀。科学の進歩により文明はめざましく進化した。しかし、地球資源は枯渇は大きな問題となっていた。新たな補給源を宇宙に求め、人類はワープ装置バイアスドライブ”(超高速推進器)を発明。外宇宙への探査(スターライトプラン)が始まった。

外宇宙資源探査団、その数は規模にして宇宙機動隊6部隊、人員にして5000人に及ぶものだった。 しかし探査開始から約4ヵ月後、その船団との連絡は突如途絶えてしまう。 その後、地球政府の必死の捜索にもかかわらず、消失原因は解明できなかった。

3年後。外宇宙資源探査団が突如地球に帰還。 だが彼らは外宇宙異生命体に侵食されていた。自らを「ゼオグラード軍」と名乗り、地球政府に反旗を翻したのだ。 突然の異生命体の侵略に成す術もない地球政府軍。しかし、探査船団が消息を絶った直後からこの異変を予測し対処するべく、 研究を続けていた一人の科学者がいた。

彼の名はジョン・ハワード。来たるべき宇宙時代に異星人襲来を予測して研究された 超小型バイアスドライブ装備の重戦闘機ソルジャーブレイドを開発し学会に発表した。だが彼の意見は駆逐され、学会を追放されてしまう。そんな彼が流れ着いたのは、軍所属のSIAチームだった。

SIA(Special Interception Airforce)特別迎撃空軍と名付けられたこのチーム。一見聞こえは良いが、裏を返せば現社会体制からドロップアウトした落ちこぼれたちの寄せ集め。出世と縁遠い彼らには、スポットライトが浴びることなどなく、重大な任務が与えられることもないはずだった。しかし、正規軍が壊滅的な損害を被った今、人類の反撃に欠かせない貴重な残存戦力となっていた。そしてここには、あのソルジャーブレイドもあった。

宇宙に到達した彼らを待っていたものは、いくつもの閃光の中に浮かぶ 見るも無残な地球政府軍機の残骸たち。「バカヤロウ!宇宙機動部隊がなんてザマだ!」。かくして、最新鋭の対異星人戦闘機に乗った、おちこぼれ部隊の反撃がはじまる!

『ソルジャーブレイド』の魅力

前作『ファイナルソルジャー』では少しシステムが複雑になってしまったのですが、『ソルジャーブレイド』のシステムは極めてシンプルです。武器のパワーアップは「赤(ブラスター)」、「青(レーザー)」、「緑(ウェーブ)」の3種類。これらはそれぞれの色のパワーアップアイテムを取ると3段階にパワーアップします。

本作の特徴は、パワーアップアイテムを取るごとに「パワーシェル」と呼ばれるボム兵器を3つまでストックできること。これによりフルパワーアップ時に出現するパワーアップアイテムは、使いどころを考えたボムにチェンジするために取得する…といった使いかたもできるように。何よりもボムができたことによりどうにもならない状況ではボムを使えばなんとかなるというライトユーザーにも優しい仕様となっています。

もう1つ特徴と言えるのは、1段階パワーアップしたときに付くオプション兵器「ガンボディ」でしょう。これは『グラディウス』のオプションのような無敵の自機追尾型攻撃砲台なのですが、『R-type』のフォースのように敵の攻撃を防ぐ盾にもなるのです。敵の弾幕に対して、自機を上手くコントロールしてガンボディを誘導すれば弾を消して「道」を作ることも可能。

「パワーシェル」も、「ガンボディ」も、ライトユーザーのキャラバンシューティングへの敷居を下げた追加要素なのは間違いありませんが、パワーシェルをどこで使うか、ガンボディをどう活かすか、という点に関しては追求のし甲斐があり、これまでのキャラバンシューティングにはない新しいウデ磨きの要素でもあります。

自機のカッコ良さはもちろん、高速スクロール、緻密に描きこまれた背景、多彩なステージ構成、攻撃の合間にひと息つくことができる間をあえて入れつつテンポを崩さないゲーム展開、破壊された部分を切り離しつつ兵装を変えて攻撃してくるボス、PCエンジン音源が最高に活きるBGMの数々…。あらゆる点でPCエンジンHuカードシューティングゲームの最高レベルを体感できます!

現在は、中古で1万4000円を超えるプレミア価格がついてしまっている本作。プレミア価格のゲームって、その値段に見合った価値がない場合が多いのですが、本作はおいてはそれだけの価値があります。会社のくだらない飲み会を1年間サボってでも本作は買いましょう。まあ、現物にこだわらなければ、バーチャルコンソールやゲームアーカイブで数百円で手に入っちゃいますけどね(笑)。

レトロゲームとしての『ソルジャーブレイド』

1992年のシューティングということで、最後のほうはかなり反射神経が求められる作りになってはいる者の、まったく手が出ないというほどの難易度でもありません。じっくりくり返し戦っていけば、死中に活あり!勝利への道が見えてくるでしょう。

ちなみに、エンディングでは大破したデュオスコアC3.3のモノアイが点滅するという描写があるのですが、これは、続編『スターソルジャー バニシングアース』への布石です。こちらの続編は、数年後、再びゼオグラード軍が地球に侵攻してくる物語。最初にSIAのコンピュータがハッキングされ、VRシミュレーション内にいた主人公が最初に戦うのが、『ソルジャーブレイド』のラスボス・デュオスコアC3.3となっています。興味がある方は、この続編のほうもぜひプレイしてみてください。

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