【良作発掘】『スーパーマリオUSA』(ファミコン)――海外版『2』を逆移植!隠れた良作『夢工場ドキドキパニック』がマリオシリーズに参画したぞ!

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こんにちは、レトロゲームレイダー/ジョーンズです!
今回詰屈したのは、任天堂が1992年にファミコン用アクションゲームとして発売した『スーパーマリオUSA』。ご存じの方も多いと思いますが、この作品、1987年にフジテレビから販売(開発は任天堂)されたディスクシステム用アクションゲーム『夢工場ドキドキパニック』のキャラクターをマリオに変更したものです。アメリカでは『SUPER MARIO BROS.2』として発売された作品を逆輸入したため、タイトルが『スーパーマリオUSA』となっています。

さあ、今宵も、歴史に埋もれし、レトロゲームの魅力を掘り起こしていこう――。

『スーパーマリオUSA』とは

『スーパーマリオUSA』は、ひと言でいうと、「攻撃方法はなんでも現地調達なアクションゲーム」です。

スーパーマリオシリーズなのですが、元は『夢工場ドキドキパニック』という全く別のゲームなので、スーパーマリオであることは、一旦忘れましょう。『スーパーマリオUSA』では、これまでマリオとルイージが得意としてきたパンチ&踏みつけ攻撃が一切使えません。では、どうやって攻撃するかというと、地面に埋まっている葉っぱを掴んで引っこ抜くと、カブ・カボチャ・ニンジン・ダイコンといった野菜が出てきます。これを敵に投げつけるのです。投げた後の野菜のバウンドを利用すると、複数の敵を連続で倒せます。でも、どこにもかしこにも都合よく野菜が生えているとは限りません。そんなときはどうすればいいのか。敵の頭の上に乗っかって敵を引き抜いて(抱え上げて)、別の敵に投げつけるのです。これが、現地調達たる所以です(笑)。

また本作では、マリオとルイージの他に、キノピオとピーチ姫もプレイアブルキャラクターになりました。4人はそれぞれキャラクター性能が変わっており、マリオをスタンダードタイプ、ルイージはジャンプが高く、滞空時間が長いタイプ、ピーチ姫は野菜を引き抜く力も弱く、ジャンプも低いが、空中浮遊による移動ができるタイプ、キノピオは野菜を引き抜く力が強く、物を持っている時に移動速度・ジャンプに変化がないタイプといった具合。個人的には、使い慣れればルイージが一番使えるという印象ですが、みなさんはどうでしょうか。

画面の左に進んでいき、ステージゴールを目指すという展開ですが、来た道を引き返すことも出来ます。チャプター(スーパーマリオ風に言うならワールド)は全部で7つあり、各チャプターは3つのエリアで構成(チャプター7のみ2エリア)。先に進むためには、爆弾を使って壁を壊したり、カギを取ってきてドアを開けたりする必要あり。『スーパーマリオメーカー』で作る仕掛けにも本作のアイデアが採用されているのです。

『スーパーマリオUSA』のストーリー

ある晩、マリオは不思議な夢を見ました。上の方にある扉へと続く、長い長い階段の夢でした。扉を開けると、いままで見たこともない世界が見渡すかぎり広がっていました。耳をすますと、かすかに声がします。

「夢の国、“Subcon(サブコン)”へようこそ。私たちはマムーに苦しめられ、国中にひどい魔法をかけられているのです。あなたが来てくださるのをお待ちしていました。マムーを倒してSubconをもとの姿に戻してください。現実の世界でマムーがあなたにかけた呪いは、夢の世界では効果がありません。いいですか、マムーは野菜が苦手だということを覚えておいてください。どうか私たちを助けてください!」

この声と同時に、マリオの目の前に稲妻が走りました。マリオはびっくりして足をすべらせ、ひっくり返ってしまいます。はっとおどろいて目が覚めると、ベッドから起きあがっていました。頭をすっきりさせようと思い、マリオはこの不思議な夢のことをルイージとキノピオとピーチ姫に話しました。なんと、他の3人も同じ夢を見たというのです。

その後マリオたち4人が、近くの山にピクニックに出かけたときのこと。目的地に着いて、あたりをながめると、近くに小さなほら穴がありました。ほら穴に入ると上へ上へと続く階段がありました。これは4人が夢で見たものとまったく同じです。みんなで階段をいちばん上まで登ると、そこにも4人が夢で見たものと同じ扉がありました。そして4人が、おそるおそる扉を開けてみると、驚いたことに、4人が夢で見た世界が目の前に広がっていたのです。

『スーパーマリオUSA』のスクリーンショット

『スーパーマリオUSA』の魅力

日本では、外伝的な扱いで発売された本作ですが、海外では名作『スーパーマリオブラザーズ』の続編として発売されました。また、マリオの生みの親である宮本茂さんも「お気に入り」という作品ということもあるのか、ゲームシステムが『スーパーマリオブラザーズ』と『スーパーマリオブラザーズ3』の「中間」といった仕様になっている点は興味深いです。具体的にいえば、「持ち上げる動作の追加」や「扉に入って先の部屋に進む」や「ステージ内で上に行ったり下に行ける構成」や「ステージ内の左右を自由に行き来できること」など。『夢工場ドキドキパニック』のキャラクター変更版というだけではないほど、スーパーマリオシリーズに溶け込んでいる作品なのです。

前述しましたが、『スーパーマリオメーカー』で本作のギミックを使うことが出来ます。『スーパーマリオブラザーズ3』では本作オリジナルキャラのボム兵や流砂といったステージギミックが登場し、『スーパーマリオワールド』ではさらに本作の敵キャラクターが多数登場することに。また、本作で登場するキャラクターグラフィックや動作は後のスーパーマリオシリーズや『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズに使用されることに。そういう意味では、スーパーマリオシリーズにキャラクター性を付けていくキッカケの作品といえるかもしれません。

また、本作は『夢工場ドキドキパニック』のキャラクター差し替え版として有名ですが、それだけではなく、結構変更点も多いです。ダメージを受ければマリオたちはチビキャラになりますし、各ステージごとに使用するキャラクターを変更することも可能に。BGMも『スーパーマリオブラザーズ3』に使用されたDPCMによるパーカッションが使用されており、曲も新規パートが追加された曲もあります。

ぶっちゃけ、ゲーム後半の難易度はなかなかなものですが、スーパーマリオシリーズの足跡を追う上では、後の作品に大きな影響を与えている作品でもあります。一度、しっかりと腰を据えて遊んでみると、新しい発見があるかもしれませんよ。

『スーパーマリオUSA』で遊ぶ方法

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