
こんにちは、レトロゲームレイダー/ジョーンズです。
突然ですが、本日からMSX2/2+版『イース』のプレイ日記をはじめてみようと思います。なぜ、今、MSX2/2+版『イース』なのかというと、その理由は『イースX』が発売されたことがちょっと関係しています。
自分語りになってしまうのですが
俺がMSX2/2+版『イース』と出会ったのは1987年の夏。ファミコンの登場によってビデオゲーム少年になっていた俺は、ファミコンだけでなくアーケードゲームにも興味の幅を広げていた頃でした。そんなときにMSX2/2+版『イース』と出会って衝撃を受けました。ファミコンよりもずっと美麗なグラフィック、聞いたことがない勇ましくてかっこいいBGM、プレイがやめられない爽快感。正直、どんなファミコンゲームよりも心を奪われたのが『イース』だったのでした。
それから自分でお小遣いをためて
MSX2+を買い、『イースII』、『イースIII』と遊び、シリーズが終わってしまったことを嘆きました。ハドソン開発で『イースIV』が発売されると聞いて、お小遣いをはたいてPCエンジンDUOを買ったよ。『Dawn of Ys』の内容に納得ができなくて、『MASK OF THE SUN』で遊ぶためにスーパーファミコンも買ったよ。その内容にも納得ができなくて、セガファルコムが出すというメガドライブ版『MASK OF THE SUN』のためにメガドライブとメガCDも買った。メガドライブ版は発売されなかったけどね。PCエンジンSUPER CD-rom2の『風の伝説ザナドゥ』が、SEとプレイの爽快感がイースっぽくてそこに幻影を追い求めたこともあった。そしたら本家ファルコムがイースの新作を作るというので『イースV』に期待したさ。遊んでみたらよく出来ているゲームだったけど、思っていたイースとちょっと違っていたな。そしてシリーズの沈黙。社会人になってからふと寄ったソフマップで見た『イースVI』の店頭プロモーション動画に興奮した。そこには進化したイースがあった。PCで頑張ってきたファルコムがPSPで『イース seven』を作るというから買ったさ。さらに進化したイースと出会えて俺は嬉しかったよ。途中で作る気がなくなった感が拭えなかった『イースIII』のリメイク『フェルガナの誓い』は長年の心の澱が洗われるような出来だった。どこにも正解がないと思っていた『イースIV』のリメイク『セルセタの樹海』は過去作に敬意を払いつつまったく新しい新作イースだった。イースシリーズは自分のライフワークとしてずっと遊び続けようと思っていた頃が俺にもありました。
そんな俺だったのですが
『イースVIII』に登場したあるキャラクターを見て「これはイースなのか?」と思った。いや、分かる。長く続くシリーズなのだから、その時代のマーケットに合わせていくことは大切だ。俺も本業でお客さん相手にそういうことを話している。だが、軌跡シリーズで出てくるようなそのキャラクターの存在は、自分の中の大好きだったイースの世界観の中で強烈な違和感だった。これが気持ちが変わる潮目だったと思う。これ以降、イースシリーズへの興味が以前ほどなくなってしまった。イースの新作が出るたびに限定版を購入していた俺が、かつての情熱を失ってしまったのです。
加齢によるゲーム引退
よくある話だと思います。『イース』も俺の中で過去に好きだったものになるだけの話なのかもしれません。
そんな時、レトロゲームブームが来ていて、レトロゲームを紹介・解説・実況する人が俺の他に大勢いる中で自分は何をするべきか考えた時、「原点に立ち戻ろう」という思いが湧きました。そんなわけで、PCエンジン版『イースI・II』『イースIII』『イースIV』とか遊んでいたのですが、なんか違う。原点って感じじゃない。『ORIGIN』やってみたけどこれでもなかった。そうなると、少年時代の俺に衝撃を与え、プログラムを組んで自作ゲームを作ったり、大人になってからゲーム会社に就職するキッカケを作ったりした、MSX2/2+版『イース』を35年ぶりにガチで遊んでみることが答えなんじゃないかと思ったわけです。
長い
長すぎるオッサンの自分語り。しかし、オッサンとはそういう生き物なのだから仕方ないのだ。
もしかしたら美しい思い出を壊す行為かもしれない。現実とは得てして非常なものである。でも、向き合うことでしか得られないものもある。あの頃、自分の人生を変えたゲームときちんと向き合って、今の自分はどんな感情を抱くのか。ゲームから何を感じ取れるのか。その感想は、自分がこれまで生きてきた内容が問われるものであり、内面の追求でもあり、大人の読書感想文的な面白さがあるんじゃないかとも思ったわけです。
そんなわけで
次回からMSX2/2+版『イース』のプレイ日記を書いていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

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