【名作発掘】『ZANAC NEO』――シンプルだけど奥が深い!ライトユーザーからディープシューターまで20年遊べるコンパイルSTGの傑作!

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こんにちは、レトロゲームレイダー/ジョーンズです。
今回発掘した作品は、コンパイルが2001年に11月にプレイステーション用シューティングゲームとして発売した『ZANAC×ZANAC(ザナック×ザナック)』に収録されている『ZANAC NEO(ザナック ネオ)』。ファミコンディスクシステムやMSXで発売された名作シューティング『ZANAC』の2001年アレンジ版といえる作品です。

さあ、今宵も、歴史に埋もれし、レトロゲームの魅力を掘り起こしてみよう――。

『ZANAC NEO(ザナック ネオ)』とは

ひと言でいうと、「見た目は地味なんだけど、敵を倒して点数を稼いでいくというシューティング本来の楽しさを、ライトユーザーからディープシューターまで楽しめる傑作シューティング」です。

そもそも原典である『ZANAC(ザナック)』がどういうゲームだったかというと、A.L.C.(Auto Level Control)という自動難易度調整というシステムを導入しているシューティングです。これは、自機のパワーアップ、弾の発射数、連射数、ミスした回数によって出現する敵の数や攻撃方法や耐久度が変わるというもの。パワーアップすれば、それだけ火力は激しくなり有利になる反面、敵の攻勢も激しくなるのです。逆に、自機がやられてパワーアップが初期に戻った場合、ゲーム難易度は低くなり、パワーアップの立て直しがしやすくなる。つまり、ある程度パワーアップして敵のパターンを覚えていく『グラディウス』のようなシューティングとも、死ぬがよいといわんばかりの弾幕と敵に対して最大化力を叩きつけていく『怒首領蜂』のシューティングとも違う、敵を倒して点数を稼いでいくというシューティング本来の楽しさを感じられるシューティングゲームでした。

もともとはMSXで発売され、それが大幅にアレンジされたものがディスクシステム版です。『ZANAC NEO(ザナック ネオ)』は、ディスクシステム版の持つ『ZANAC』らしさを継承しつつ、難易度を落とし、連続ヒットよる点数加算システムを導入することによって、あまり上手くなくても先に進める、点数を稼ごうとすると工夫できることがたくさんある、という作りになっており、ライトユーザーからディープシューターまで楽しめるコンパイルシューティングの1つの到達点というべき作品だと思います。

『ZANAC NEO(ザナック ネオ)』のストーリー

地球を滅ぼそうとした戦闘システムを、人類はかろうじて撃退した。しかし戦いは終わったわけではなかった。長い時の間に増殖していたシステムは、1つが破壊されてもすぐに別のシステムが攻撃を引き継ぐようになっていたのだ。そのくり返しは既に30年続くこととなる。

システムを確実に撃退こそしていたが、人類は疲れ、消耗していく。だがある時、襲来していたシステムの中枢を破壊した際、データの伝達機能を持つユニットが逃走するのをパイロットは発見する。ユニットは取り逃したが、それが何者かと交わした通信を解析した結果、システムに他の物より上位の存在があるという事が判った。さらなる調査で、問題のシステムの存在位置と正体が判明する。

それは、最初の1つとして作られた、全システムの親と言うべきものだった。

もし、その初代システムを破壊し、沈黙させることができさえすれば、命令系統を利用して他のシステムを止め、無限に続く地球人類への攻撃を止めることができる。だが大きな問題があった。初代システムは、スペックでも他のシステムをはるかに上回っていたのだ。うかつに手を出せば、人類は確実に初代システムの標的にされる。無限につづく攻撃の連鎖にさらされてしまう。初回攻撃によって完全撃破するしかない。

座して死を待つか、それとも打って出るか。

人類は乾坤一擲の賭けとして、最後の希望をProjectZANAC(プロジェクト ザナック)により開発された最新鋭攻撃機3機を初めとしたZANAC部隊に託すのだった。

『ZANAC NEO(ザナック ネオ)』の魅力

『ZANAC NEO(ザナック ネオ)』の自機の攻撃方法は、連射の利くメインショットと、8種類のサブウェポン、エネルギーゲージを溜めて使用するチャージショット、エネルギーゲージを1つ消費して一定時間攻撃力を上げるブラストモードを使い分けて、全10ステージを攻略していきます。

自機は、AFX-68030 Knife-Edge(ナイフエッジ)、AFX-80586 Scar-Face(スカーフェイス)、AFX-3000R Hammer-Duke(ハンマーデューク)の3機から選ぶことができ、それぞれの機体によってサブウェポンが異なります。そして、ある条件を満たすと4つめの機体AFX-6502FC FC-Customを使用することも可能に。そして、前述したA.L.C.(Auto Level Control)という自動難易度調整システム。つまり何が言いたいかというと、ステージを突破する攻略方法が無限に広がっているということです。

撃った弾の数、連射スピード、パワーアップによって敵の攻撃パターンが変わるということは、同じ機体を使ったとしてもプレイ内容によって敵の攻勢が変わるということ。ある局面でサブウェポンを変更しなかっただけでも、敵の攻撃は変わります。つまり本作は、ある程度の傾向こそ変わりませんが、プレイごとに敵の攻撃方法が変わるシューティングということです。パターンを覚えるのではなく、己のカンと培ってきた経験を信じて、アドリブで戦場を駆けていく。ゆえに、何度やっても新鮮さが失われないところが、本作の魅力ではないでしょうか。

レトロゲームとしての『ZANAC NEO(ザナック ネオ)』

コンパイルという会社は『ぷよぷよ』が有名ですが、ミニゲーム制作では群を抜くセンスを誇っており、シューティングゲームでは独自スタイルを確立していたゲームメーカーです。あの『アレスタ』も、もともとは『ZANAC』シリーズとして作られていたと言われています。『ぷよぷよ』以降、コンパイルはシューティングゲームをあまり作らなくなり、またコンパイルシューティングも古いジャンルになってしまったためか、シューティングの新作は作られなくなってしまいました。そのような中、まるで自分たちの命の炎が消える前に、自分たちの魂ともいえるシューティングを出してくれた、しかも『ZANAC』の新作を出してくれた、というところが、レトロゲームとしての『ZANAC NEO(ザナック ネオ)』の大きな価値なのかなぁと個人的には思いってます。

『ZANAC NEO(ザナック ネオ)』で遊ぶ方法

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