【雑談】コレクター卒業。レトロゲームを手放していこうと決めたことについて。

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こんにちは、レトロゲームレイダー/ジョーンズです。
以前も少しお話しましたが、こちらのブログ『レトロゲームレイダース 最後のゲー戦』は終了に向けて動かしており、今、私が所有しているレトロゲームのうち語りたいと思っている作品の記事をあらかた発表したら、更新終了⇒一定期間を経たのち閉鎖、を考えています。ただし、所有している作品が多く、記事にしていない作品が多いため、「おそらくこれから数年はかかる」と思われるという状態です(ぐふっ)。

なぜ、レトロゲームを手放す気になったのか

ひと言でいうと、「レトロゲームに以前ほどの情熱を持てなくなったから」。こう書くと「冷めた」ように思われるかもしれませんが、ちょっと違うんですよね。俺が情熱を持って行なっていたのは、「レトロゲームをコレクションすること」でも、「レトロゲーム好きな人と交流すること」でもなくて、「レトロゲームの魅力を発掘&発信すること」でした。それこそ、1日の睡眠時間が3時間になってもレトロゲームをプレイしつづけてブログを更新していた時期もあります。

なぜ、「レトロゲームの魅力を発掘&発信すること」に情熱を傾けていたかというと、ネット上にあふれるレトロゲームレビューに、「その言いかたでは伝わらない」とか、「その作品のキモはそこじゃない」とか、思うところがあったからです。自分と同じ風に感じている人がレビューを残してくれているならそうは思わなかったと思うのですが、そういう人がいなかったので、自分がやるしかないと思ったのが始まりだったんですね。レビューというものはいろんな意見があって然るべきだし、自分の着眼点のレビューがあってもいいだろうという感じでした。

おかげさまで、いろんな方にブログを読んでいただき、Googleの検索上位に表示されるようにもなりました。有り難いことです。

休日には家族を連れてのドライブついでに、いろんな街のゲーム屋さんに行ったり、おもちゃ屋さんを開拓したり、ハードオフに顔を出したりして、「おっ、これはいいモノを見つけた!」と発掘。プレイしてゲーム画面をキャプチャーして、自分が面白いと思ったところを記事にしていく。そういう日々はとても楽しかったですし、本業とブログ活動での成果が転職成功にもつながりましたので、「やってて良かった」「続けて良かった」と心から思います。2011年、このブログがスタートした頃によく会っていたゲームブロガー仲間のサイトは、今ではすべて閉鎖していますからね。

ここ1~2年、プライベートでいろいろなことが起きました。

1つは、仲のいい友人の離婚。その理由は、夫婦間のコミュニケーション不足による関係崩壊。そのコミュニケーション不足の理由は、友人が結婚後もずっと続けていた某MMO RPGでした。結婚当初、「ウチの奥さんはゲーマーへの理解がある」と笑っていましたが、たしかに理解はあったのでしょうが、2人のすれ違いの原因を作ったのは、間違いなく友人が捨てられなかったゲームです。

1つは、俺自身の転職。長く働いていた会社を辞めたことよりも、辞めたことで気が付いた、自分の家庭の崩壊の危機のほうにショックを受けました。本当に激務でしたので、家に帰ってくるのが22時過ぎ。それからストレス発散のためにゲームをやるみたいな日々を送っていて。自分としては、休みの日は家族サービスもしていい夫・いい父親のつもりでしたが、全然コミュニケーションの時間が足りていなかった。仕事を辞めて奥さんや子どもと話す時間が増えて、「仕事辞めてくれて話す時間が増えて良かったよ」と言われたほどです。

1つは、人生の見つめ直し。40代になってくると、自分の人生をどう着地させるかを考えるようになるんですね。残りの時間を何のために使うのか、を結構本気で考えていかなければなりません。 俺の場合、 今回の転職によって、自分の仕事人生の目標が明確になりました。人生をかけてガチで取り組むべきものを見つけたといいますか。そう考えたとき、「レトロゲームとの付き合いが一段落ついたな」と思えました。俺がレトロゲームに本格的にハマったのは社会人1年目のブラック小売業に勤めていたときで。心のバランスをはかるためにレトロゲームには本当に助けられたんですね。レトロゲームブログを始めたのも、仕事で培ったスキルを他で応用できないかと考えて始めた取り組みでした。で、40代の転職にも成功したわけで。ひと区切り、ついた感じなのです。

俺はゲームブロガーではありますが、ゲーム漬け生活は反対派で、ゲームとの距離感が健全なゲームライフには大切と考えています。ゲーム漬け生活を否定するつもりはありませんが(個人の選択ですからね)、俺個人としては上記のようなこともあり、ゲーム漬け生活をしてきた人で幸せそうな人を1人も知らないので、オススメしていないという立場です。

そんな俺は、人間は一度に持てるものには上限があり、何かを手放さなければ新しい何かを手に入れることはできないと思っていて。永遠に終わることのないレトロゲーム発掘活動もどこかで終わりにすべきとも考えていて。「レトロゲームコレクションをどんどん手放していこう」と思ったのでした。まあ、終活みたいなものですね。

思ったより長い文章になっちゃったな(笑)。

先日、とある雑誌の取材を受けまして。今日、この原稿のチェックをしていて、自分の人生とレトロゲームの関係性を整理できたので、ブログでも書いてみた次第です。ブログを終わらせるつもり満々なのですが、なかなか終わらないものでもあるので、もうしばらくのお付き合いになりますが、よろしくお願いいたします。
 
 
  
 

みなさんからのコメント

■匿名さん
コレクターを卒業と書いていますが、記事の書きぶりからみると、レトロゲームはおろかゲームそのものから卒業しようとしているようにしか見えないのですが?もしそうだとしたら残念です。そもそもゲームを卒業するとかしないとか、私自身はそういう言い方が好きではないので。ですからこういう記事に対して、「今までお疲れ様でした」的なコメントがつくのも嫌なんですよね。そんな簡単に割り切れるのかと思ってしまいます。しかし、これだけ移行作業をやっておきながら、数年後とはいえ閉鎖ですか。残念です。

ジョーンズ:
コメントありがとうございます。「ゲームそのものからの卒業」は、たぶん、しないと思います。ちょろちょろはやっていくと思いますよ。ゲームっ子ですからね。ただ、俺は人間は生きていくフェーズの流れで、いろいろなものが変わっていくと思っていて。俺にとって、レトロゲームを集めて魅力を発信しつづける活動はそろそろ卒業の時期かな?という話です。だからといって、レトロゲーム収集をつづけられている人を否定するわけではありません。終わらせる必要はないというのも一理ありますが、終わらせようとしないと終わらないし、終わらせないと見えてこないものもありますからね。

匿名さん
もうひとつの日刊の方のブログはどうされるんですか? そっちは残して欲しいんですけどね。

ジョーンズ:
もう1つのブログ『ほぼ日刊レトロゲームレイダース』のほうをどうするかは考えていませんが、今は有料枠で運営していて、広告収入で運営費を賄っているのですが、そのバランス次第ですかね。赤字になるなら辞める、もしくは無料枠に戻すとか。まだ、そこまでは考えられていません。

一読者さん
見届けさせていただきます!

ジョーンズ:
期待に添える更新ができるかどうか分かりませんが、頑張りたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。m(_ _)m

匿名さん
私も個人的にブログなんぞをやってたりしてますが、記事の更新は半年に1~2度ぐらいで気が向いたら更新するという感じでやってます。ハッキリ言って何の義務感もありません。本来そういうものだと思います。

管理人さんはいつのまにかブログ更新を義務か使命のように感じるようになってしまったんでしょうかね? それだと燃え尽きてしまったり人生に区切りをつけるために、「ブログをやめる」なんてことにもなるんだと思いますよ。もう少し気楽に考えられませんか?

ジョーンズ:
コメントありがとうございます。ブログとはおっしゃる通りのものだと思います。でも、「続ける」意味ってなんなんでしょうね。続けないといけないものなのでしょうか。これは価値観の違いだったりする話だと思うので、匿名さんを否定するわけではないのですが、ブログがあること・運営していることで失われているものもあると思っています。なので、義務感・使命感があるとすれば、それは定期的に訪問してくださっている方たちに対して、本人が終わりと思うところまでつづけることだと思っていたりするのです。(回答になっているかな?笑)

グレーターデーモンさん
ジョーンズ博士、おはようございます。記事を拝読いたしました。博士の記事は、読んでいてとても共感できる内容が多く更新される事を楽しみにしておりました。私もゲーム漬けの生活はどうかと思っております。以前私の奥さんは、お仕事がそういう関係だったこともあり「子供がゲーム脳になるから子供の前ではゲーム禁止!」など言っておりました。私が人生の参考にしております金子耕弐さん(ラジオや講演などで活躍)という方もテレビゲームやスマートフォンの中毒性からくる親子のコミュニケーション不足に警鐘を鳴らしております。ただ、私としましては小学生の頃からゲームに慣れ親しんだ経験を持ち、現在は立派とは言えませんが楽しい人生を送れていると実感しております。博士が言うように、ゲームとの距離感・付き合い方が大切という事は、私も同意見です。好きな事に没頭する事に対しては経験上否定はしませんが…(そういう方々がいるからこそ技術の進化があると思っているので(^^;)
結婚当初、あれだけゲーム反対派だった奥様も今では私の誕生日にはゲームハードをプレゼントしてくれる状況にまでなりました。話が長くなってしまいました。ともあれ、博士のファンとしましては博士の発掘活動が少しでも更新されることを期待しております。

ジョーンズ:
コメント、いつもありがとうございます。活動は終わらせる方向で進めているとはいえ、あと数年は続くと思われるので(笑)。気長に更新を見ていただけると幸いです。奥様からゲーハードのプレゼントとはうらやましい限りです。俺は奥さんに内緒で買ったPOLYMEGAがバレたら大変なことになるので、今から内職で資金稼ぎですよ。
 
匿名さん
私もゲーム漬けの生活はよくないと考えています。ゲームは素晴らしい娯楽ですが、仕事や勉強、生活より優先するものにはなり得ないでしょう(娯楽全般にいえることですが)。レトロゲームやアーケードゲーム好きにはゲームで身を持ち崩したような人が多く、なんともいえない気持ちになります。博士の記事は文章や着眼点、見せ方などが頭一つ抜けていて、定期的に拝読していました。ゲームとの関わり方や、ゲーム業界についても冷静に論じておられて、社会性のある、開かれた内容だと感じ入っておりました。ブログ終了はさみしくもありますが、今回の記事によれば前向きな終了のようなので安心しました。一読者として最後までお付き合いさせて頂ければと思います。

ジョーンズ:
コメントありがとうございます。偉そうなことを言える立場ではありませんが、ゲーム好きとして、最低限、子どもに誇れるゲーム好きでありたいと思うんですね。もちろん、価値観は人それぞれだし、見せかたもそれぞれだと思うのですが、ゲームも嗜む、仕事もきちんとする、収入も貯蓄も人並み以上に揃えて家族の生活を守る、これらをセットで行なえなければ、子どものお手本にならないというのが俺の持論です。今回のことは、その一環とも言えるんですよね。まあ、まだまだ、語らなければならない作品はたくさんあるので、とりあえず、更新を頑張ります(笑)。

グリーンヒルさん
こんにちは。初めてコメントいたします。私も子供を持つ、レトロゲーム好きの父親として共感出来る部分がありました。子供が生まれる前までは、ネトゲにハマっている時期もありましたが、親としてはダラダラ1日中ゲームをしている姿を見せるわけにはいかないので、時間を束縛されやすいネトゲは辞めました。家族が出来ると自分が自由に出来る時間は、かなり減ってしまいますが、限られた時間の中だけでもゲームを楽しんでいます。最近のやりごたえたっぷりのゲームも嫌いじゃないですが、サクッと短時間て遊べるレトロゲームもよくやるようになりました。また、最近発売される「何とかミニ」などのレトロハードが増えてきたのも嬉しいです。色々書きましたが、仕事、家族、ゲーム、それぞれの時間をバランスよく配分できたら良いかなと思います。

ジョーンズ:
ちなみに、今は夏休みの宿題の手伝いで忙しかったりするわけですが(笑)。人それぞれにフェーズだったり、タイミングというものがあるのだと思います。俺の場合は、人の子の親として恥ずかしくない振る舞いとか、教育とか、自分自身のキャリアを考えると、以前よりもレトロゲームの優先順位が下がってしまうわけで。これも変化なのでしょう。受け入れつつ、人生を楽しんでいきたいと思う今日この頃です。
 
 
 
 
 

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